
2025.05.31
オクラホマシティ・サンダーは、5月29日(現地時間28日、日付は以下同)にホームのペイコム・センターでミネソタ・ティンバーウルブズに124-94で快勝。これで「NBAプレーオフ2025」ウェスタン・カンファレンス・ファイナルを4勝1敗で制し、6月6日から幕を開ける「NBAファイナル2025」へと駒を進めた。
今シーズンのMVPに輝いた“SGA”ことシェイ・ギルジャス・アレクサンダーは、シリーズ第5戦でも34得点7リバウンド8アシスト2スティールでサンダーをけん引。今年のプレーオフここまでの16試合のうち、10試合で30得点5アシスト以上を残している。
『NBA History』によると、単年のプレーオフで30得点5アシスト超えを10試合以上で記録したのはSGAがNBA史上わずか4人目。これまでマイケル・ジョーダンがシカゴ・ブルズ時代に3度(1989、1990、1992年)、ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズがクリーブランド・キャバリアーズ在籍時に3度(2015、2017、2018年)、そして今年のプレーオフでジェイレン・ブランソン(ニューヨーク・ニックス)がクリアしてきた。
SGAはまだ一度だけとはいえ、2012年以来初の頂上決戦へと勝ち上がったサンダーを見事引っ張っていると言えるだろう。サンダーは前身のシアトル・スーパーソニックス時代の1979年にリーグ制覇したとはいえ、2008-09シーズンにサンダーへ改名後NBAチャンピオンに輝いていない。
そのため、サンダーが掲げる目標はもちろん優勝。ウルブズとのシリーズを終え、SGAはこう話していた。
「もちろん、この瞬間をハッピーに思う。けどこれは僕らのゴールじゃない。ここが終わりではないんだ。別になにか特別な話し合いをしたわけじゃない。もっと向上し続けていくだけ。あともう1シリーズ(ファイナル)があるからね」
「自分たちのゴールに一歩近づいた。それについてはうれしいこと。けどそのためにはあと4勝することが必要なんだ。本当にハードな4勝だ。究極のゴールへたどり着くために、僕らは自分たちの最大限の力が必要になってくる」
サンダーが頂上決戦で対戦するのは、イースタン・カンファレンス・ファイナルの勝者。ここまでインディアナ・ペイサーズが3勝2敗でニックスに王手をかけているが、まだどちらのチームが勝ち上がるかは決まっていないため、今はファイナルに向けて両チームのシリーズを分析しつつ、体を休ませてリフレッシュの時間にあててほしい限りだ。
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