2025.05.31

2年連続でファイナル目前の敗退を喫したウルブズ…主力選手が今シーズンを振り返る

2年連続カンファレンス決勝敗退となったティンバーウルブズ(写真はカンファレンス準決勝のもの) [写真] = Getty Images
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 5月29日(現地時間28日、日付は以下同)、ミネソタ・ティンバーウルブズは「NBAプレーオフ2025」ウェスタン・カンファレンス決勝第5戦でオクラホマシティ・サンダーに94-124で敗れ、シリーズ1勝4敗で敗退が決まった。

 昨シーズンもウェスタン・カンファレンス決勝まで駒を進めたウルブズだが、当時はダラス・マーベリックス相手に1勝4敗で敗退。2年連続でファイナル進出まであと一歩及ばなかった。

 エースのアンソニー・エドワーズは試合後の記者会見に応じ、2年連続でファイナル目前での敗退という結果について「苦しいか」と記者に聞かれると、次のように語った。

「この結果が“苦しい”と捉えられる意味がわからない。むしろワクワクしてるよ。俺は23歳だから、まだたくさんチャンスがある。確かにマイクのことを考えると苦しいのは理解できる。去年トライして手が届かず、今年も同じ結果だった。であれば、来年トライするのみだ」

 自身の若さを自覚し前を向いたエドワーズは、NBA18シーズン目を終えた37歳のベテランである戦友マイク・コンリーの悔しさを慮りつつ、静かにリベンジを誓った。

 今シーズン開幕直前にニューヨーク・ニックスから加入したジュリアス・ランドルは、ウルブズの一員で過ごしたシーズンを次のように総括した。

「この場所が大好きだ。僕のキャリアの中で、最も意味のあるバスケットボールが出来たと言える。組織やチームメート、リーダーであるアント(エドワーズの愛称)と一緒にプレーすること、全てにワクワクしている」

 ランドルと共に開幕直前に加入したドンテ・ディビンチェンゾも、ウルブズの1年を振り返った。

「僕や家族にとって、ここのファンは最高だよ。すぐにここをホームだと思わせてくれた。(ウルブズとしての)戦いはまだ始まったばかりなんだ…。とにかく、この1年はものすごく素晴らしシーズンだった」

 トレード直後はすぐにチームに打ち解けられず、十分な結果も出せない苦しい期間があったディビンチェンゾだが、1シーズン過ごした今はミネソタがホームとなったようだ。

 ウルブズは来シーズン、3度目の正直となるファイナル進出、そして念願のリーグ制覇を果たすことができるか。

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