2025.05.30

平均得失点差でNBA歴代2位…サンダーが12勝4敗でウェストを制してファイナル進出

近年では圧倒的な戦績を残すサンダー[写真]=Getty Images
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 オクラホマシティ・サンダーは、2024-25レギュラーシーズンをリーグベストの68勝14敗で終えて「NBAプレーオフ2025」を迎えた。ファーストラウンドでメンフィス・グリズリーズ(4勝0敗)、カンファレンス・セミファイナルでデンバー・ナゲッツ(4勝3敗)、そしてカンファレンス・ファイナルではミネソタ・ティンバーウルブズ(4勝1敗)を下し、12勝4敗でウェスタン・カンファレンスを制した。

 これでレギュラーシーズンとプレーオフの合計で80勝に到達。NBAファイナルを迎える前の時点で80勝を達成したのはNBA史上4チーム目。1995-96、1996-97シーズンのシカゴ・ブルズ、2015-16シーズンのゴールデンステイト・ウォリアーズに次ぐ快挙となった。

 また、サンダーは今年のプレーオフで30点差以上の大差をつけて4勝目を挙げた。これは単年のプレーオフにおけるNBA新記録と『ESPN Research』が報道。さらに、シリーズに決着をつけたナゲッツとの第7戦、ウルブズとの第5戦でいずれも30点以上で大勝したことで、今年のサンダーは1987年のロサンゼルス・レイカーズ、2008年のボストン・セルティックス(いずれも優勝)に次ぐ快記録にも達した。

 そしてカンファレンス・ファイナルを終えた時点で、今シーズンのサンダーはレギュラーシーズンとプレーオフの計98試合を終え、平均得失点差+12.55を残している。『Hoops Hype』によると、これは1970-71シーズンのミルウォーキー・バックス(+12.58)に次いでNBA歴代2位。1995-96シーズンのブルズ(+11.94)、2016-17シーズンのウォリアーズ(+11.96)をも上回っている。

 6月6日(現地時間5日)にスタートする「NBAファイナル2025」で、サンダーがイースタン・カンファレンスの勝者を相手にさらに4勝して王座を獲得することができるのか。シリーズの展開次第で、今年のサンダーは歴史的な数字を残すことになるかもしれない。

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