2025.05.29

強烈な攻防でウルブズを引き寄せず…サンダーが30点差白星で4勝目、13年ぶりのファイナルへ

ゲームハイ34得点でコートを支配したアレクサンダー(中央)[写真]=Getty Images
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 5月29日(現地時間28日)、ペイコム・センターで「NBAプレーオフ2025」ウェスタン・カンファレンス・ファイナルの第5戦が開催。ホームのオクラホマシティ・サンダーミネソタ・ティンバーウルブズを破り、4勝1敗でファイナルへの切符をつかんだ。

 試合序盤からチェット・ホルムグレンらビッグマンが攻防両面で躍動し、26-9と17点リードで最初の12分間を終えたサンダー。続く第2クォーターではさらに強度が上がり、3ポイントシュートやファストブレイクの波状攻撃を仕掛けつつ、強固な守備でウルブズのターンオーバーを連発させていく。終わり際にはシェイ・ギルジャス・アレクサンダーがレイアップを沈め、65-32のダブルスコアで試合を折り返した。

 第3クォーターではウルブズに点差を詰められる形となったが、アレクサンダーが淡々と得点を返していき、88-62で最終クォーターへ。最後の12分間もサンダーが優勢を保ち、ホルムグレンの強烈ブロックも炸裂。残り6分半にはルーゲンツ・ドートの3点弾でウルブズが白旗を上げ、主力陣をベンチに。続いてサンダーもメンバーを入れ替え、最終スコア124-94で4勝目を手にした。

 2012年以来のファイナル進出を決めたサンダーは、アレクサンダーが34得点7リバウンド8アシスト、ホルムグレンが22得点7リバウンド4ブロック、ウィリアムズが19得点8リバウンド5アシストを記録。ベンチからはアレックス・カルーソが8得点3リバウンド3アシスト4スティールと効果的な活躍を披露し、サンダーに流れを引き寄せた。

 1勝4敗でシリーズ敗退となったウルブズは、ジュリアス・ランドルが24得点5リバウンド3アシスト、アンソニー・エドワーズが19得点6リバウンドと奮闘。しかし、ほか3名の先発陣が1ケタ得点に抑えられるなど、サンダーの好守備を突破できずに終わる形となった。

 久方ぶりのファイナルに向け、弾みのつく勝利を手にしたサンダー。前身のシアトル・スーパーソニックスが手にした1979年の優勝に次ぐ、球団史上2度目の頂点に到達することはできるだろうか。

■試合結果
オクラホマシティ・サンダー 124-94 ミネソタ・ティンバーウルブズ
OKC|26|39|23|36|=124
MIN|9|23|30|32|=94

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