
2025.04.30
メンフィス・グリズリーズのジャ・モラントが、家族や親しい仲間と共に新たなメディア企業『Catch 12』をローンチした。
現地メディア『ClutchPoints』によると、モラントが会長の座につくこの会社は地域貢献に重きを置き、オリジナルコンテンツの制作やカルチャー面における事実に基づいた物語の提供を行うとされている。
すでに同社は複数のコンテンツの制作に入っており、モラントの家族によるポッドキャストやモラントを追ったドキュメンタリーシリーズを展開するという。記事によると、モラントの新会社設立は、モラント自らの声で自身にまつわるストーリーを発信し、文化の発展に寄与することが目的であると報じている。
モラントはこの数年にわたってオフコートでも度々注目を集めており、その多くがネガティブなものであった。代表的なものが、2023年にSNSで銃器を保持している様子が複数にわたって配信されたことを受け、リーグから出場停止処分を科された“銃器騒動”である。最終的に2023-24シーズン開幕後25試合の出場停止処分を下され、エース不在による苦戦を強いられたグリズリーズは大きく低迷し、前シーズンでカンファレンス2位につけていたチームが同13位まで落ち込み、ポストシーズンを逃した。
自身がまいた種ではありながらも、過去の失敗によって未だに偏向的な報道や批判の声が少なくないモラントにとって、自身に対する評判を取り戻すことはNBAキャリアの上でも重要事項と判断したのかも知れない。
モラントは、2019年のNBAドラフト全体2位でグリズリーズに入団。欠場数の多かった同1位指名のザイオン・ウィリアムソン(ニューオーリンズ・ペリカンズ)を抑えて新人王に輝き、2022年にはMIP(最優秀躍進選手賞)を受賞している。さらに、2022年と2023年にはNBAオールスターにも選出され、そのアクロバティックなプレースタイルから多くのファンを獲得している。今シーズンにおいては、グリズリーズでプレーした河村勇輝の兄貴分としても振る舞っており、特に日本のファンから親しまれていたことも記憶に新しい。
モラントの今後のメディア戦略にも注目が集まるが、まずはコートの上でその真価を発揮してほしいばかりだ。
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