2019.04.09

負けられない状況が続く両軍、横浜ビー・コルセアーズのキーマンは復調の兆しが見える田渡凌

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横浜ビー・コルセアーズvsシーホース三河(@トッケイセキュリティ平塚総合体育館)
4月10日19時5分

 第34節のB1対戦カードは、全試合が前々節で対戦したクラブ同士の対戦が組まれた。現在「B1 残留プレーオフ 2018-19」出場権内の横浜ビー・コルセアーズは、第32節で惜しくも敗れたシーホース三河と再びと相まみえる。

 前節は三遠ネオフェニックスのホームに乗りこんだ横浜だったが、連敗から抜けだすことはできず、現在8試合勝ち星なし。第1戦では15点ビハインドでスタートした第4クォーターに猛追を見せ、試合終了残り1分20秒時点で2点差まで迫る。しかし最後の攻撃、同点を狙った川村卓也のレイアップは相手にブロックされ、そのままタイムアップとなった。続く第2戦は、計30アシスト、速攻から19得点を許すなどで大量94失点。前半から攻めこまれ、20点差をつけられて敗戦した。

 一方の三河も、前節は新潟アルビレックスBBに連敗。第1戦は金丸晃輔が32得点、アイザック・バッツが22得点15リバウンドを挙げるも、最後の10分間で計13得点と失速して最終スコア84-95。第2戦では第1クォーターから14-22とされると、第3クォーターにも離され、計62得点しか奪えず。ワイルドカード2位争いで西地区3位に降りた京都ハンナリーズに抜かれた。

 横浜は8日にジョナサン・ホームズの退団が発表され、チーム内の雰囲気が気になるところ。しかし、同選手は2月末に加入後1試合しか出場しておらず、残留PO回避を目指す現在の状況を考えると、横浜はしっかりと切り替えてポジティブな方向を向くのが最善と言えるだろう。長いトンネルを抜けだすには、エース川村、現在5試合連続で“ダブルダブル”を記録中のアーサー・スティーブンソン、出場した24試合中23試合で2ケタ得点をマークしているブランドン・コストナーが引き続き一定のパフォーマンスを発揮することが大前提。加えて、前回対戦した三河戦では8得点5アシストを挙げ、前節は2戦連続で15点以上を稼いだ田渡凌が、今後のキーマンになるかもしれない。

 3試合連続で敵地で戦う三河。7日の試合では金丸が3得点、バッツが1得点にとどまったが、桜木ジェイアールは19得点と奮闘した。ベテランの活躍に刺激を受け、熊谷航岡田侑大のルーキーコンビがハッスルプレーで応えられるか。目標は違えど、互いに負けられない状況が続く両者の対決は今節も激戦必須だ。

■ロースター
・横浜(ヘッドコーチ:トーマス・ウィスマン)
細谷将司
川村卓也
高島一貴
湊谷安玲久司朱
中村太地
橋本尚明
ハンター・コート
田渡凌
竹田謙
エドワード・モリス
小原翼
アーサー・スティーブンソン
ブランドン・コストナー

・三河(ヘッドコーチ:鈴木貴美一)
ジェームズ・サザランド
ケネディ・ミークス
狩俣昌也
アイザック・バッツ
村上直
森川正明
西川貴之
金丸晃輔
松井啓十郎
加藤寿一
岡田侑大
桜木ジェイアール
生原秀将
熊谷航

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