2019.05.27

信頼を自信に変えた富樫勇樹、FG11本連続失敗後に沈めたタフショットオブザイヤーを語る

「B.LEAGUE 2018-19 Tough Shot of The Year」に輝いた千葉の富樫 [写真]=兼子愼一郎
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 ファン投票によって選出された「B.LEAGUE 2018-19 Tough Shot of The Year」は富樫勇樹千葉ジェッツ)に決定。

 4月13日に行われたアルバルク東京とのB1リーグ第35節第1戦、57-57で迎えた試合終了残り15秒からの攻撃で相手ディフェンスをかわし、フリースローライン付近から沈めたジャンプショットが今季のナンバーワンタフショットだ。レギュラーシーズンMVPにも輝いた日本代表の司令塔に、試合を決定づけた一撃を振り返ってもらった。


 
インタビュー=酒井伸
写真=兼子愼一郎、Bリーグ

――ベストタフショット賞の受賞おめでとうございます。受賞の感想を聞かせてください。
富樫 少しビックリしていますが、選んでもらえてとてもうれしいです。

――あのシュートを振り返ってください。タイムアウト時には1on1で行けという指示があったんですか?
富樫 時間的にもラストショットだったので打たなければいけなかったですし、外しても同点なのでかなり気楽でした。一切のプレッシャーがなくシュートを打てました。相手はまだファウルが1個で、確実にファウルしてくると思っていたので、そこをうまく(ファウル)させないようにしていました。

――今シーズンは左に行かされるケースが多かったと思いますが、今回はクロスオーバーで安藤誓哉選手をかわして右に振れています。
富樫 接近された状態ではファウルされてしまうので、できるだけスペースを取るようにしていました。一回下がって(※残り7秒~)、しっかりとしたスペースを作ったことがあのシュートに一番つながっていると思います。

相手ディフェンスを一瞬のスピードで抜き去り、冷静なジャンプショットでネットを揺らした [写真]=B.LEAGUE

――ドライブインしてシュートを打つことは決めていましたか?
富樫 まずはファウルされないようにという感覚で、2ポイントでも3ポイントでもどちらでも良かったですけど。スクリーンに対してダブルチームという相手のオプションがあってもおかしくないので、1対1だったらファウルされるか、シュートを打つかでしたね。

――あのショットが決まったのは、ロースコアゲームを勝ちきれる粘り強さが出たからだと思います。
富樫 今シーズンはどんな試合展開でもチームが我慢して最後の最後に勝ちきったり、前半ダメでも後半の出だしからしっかり切り替えて前半と違う内容でバスケができたりするチームでした。

僕はあの試合、ファーストシュートが入って、その後11本連続でフィールドゴールを外していて。人生の中でもそんなに連続で外すことはなかったですし、打ち続けていましたけど感覚は良くなかったです。それでも、ラストシュートを自分に託してくれる(大野篤史)ヘッドコーチ、チームメートがいたからあのシュートが生まれたと思っています。

試合中はシュートスランプに陥っていたという [写真]=兼子愼一郎

――ラストショットを打つ時はどのような心境ですか?
富樫 「決めなきゃいけない」というプレッシャーは自分に与えたくないし、そういう考えを持たないようにしています。チームメートから任されて、タイムアウトでの指示もあるので、周りからの信頼を自信に変えています。

――2018-19シーズンは代表活動などもあり、忙しい日々を送っていたと思います。最後に今シーズンを振り返っていただけますか?
富樫 すごく充実したシーズンだったと思いますし、チームとしてもこれ以上ないくらいの勝ち数だったので。レギュラーシーズンとチャンピオンシップを合わせて56勝、天皇杯、日本代表でも勝利を重ね続けることができました。ファイナルで負けた悔しさもありますが、チームとしていいシーズンを送ることができたと思います。

今夏には日本代表の一員として世界に挑む [写真]=兼子愼一郎

 

■『MRG-G2000R-1AJR』

富樫選手に贈呈された『MRG-G2000R-1AJR』は、絶対強度と絶対精度を追求し続けるMR-Gから、G-SHOCK初となるデュラソフトバンド(フッ素ラバー)を採用したモデル。

腕にしっとりとなじむ、柔らかく肌触りのよい質感を持ちながら、樹脂バンドをはるかに上回る耐久性を備えた高機能素材に、古来より強さの象徴とされてきた毘沙門天の甲冑に使用されている「毘沙門亀甲」を施し、唯一無二の強さと美しさ、今までにない装着感を同時に実現。チタンケースとの異素材融合により、革新の機能美に仕上げました。

さらに、Bluetooth®、GPS衛星電波、標準電波に対応した時刻修正システムなど、独自のテクノロジーを駆使した先進の実用機能も数多く搭載。素材、構造、機能。すべてに妥協のないこだわりを。新たな強さ、新たな装いを纏ったG-SHOCK最高峰モデルです。

<仕様・機能>
●耐衝撃構造
●タフソーラー(ソーラー充電システム)
●耐磁時計(JIS1種)
●20気圧防水機能
●GPS電波受信機能:自動受信(時計受信、最大1回/日)/手動受信(位置受信、時計受信)
●標準電波受信機能:自動受信(最大6回/日)(中国電波は最大5回/日)/手動受信、
<日本>受信電波:JJY、周波数:40kHz/60kHz(福島/九州両局対応モデル)
<北米地域>受信電波:WWVB、周波数:60kHz
<ヨーロッパ地域>受信電波:MSF/DCF77、周波数:60kHz/77.5kHz
<中国>受信電波:BPC、周波数:68.5kHz
*ホームタイム設定を受信可能な都市に設定すると、都市に合わせた局を受信します。尚、時差は選択した都市によって設定されます。
●モバイルリンク機能(対応携帯電話とのBluetooth®通信による機能連動)
●針位置自動補正機能
●機内モード
●ワールドタイム:世界39都市(39タイムゾーン、サマータイム自動設定機能付き)+UTC(協定世界時)の時刻表示、ホームタイムの都市入替機能
*スマートフォンとの連携により更新される場合があります。
●ストップウオッチ(1秒、24時間計)
●タイマー(セット単位:1分、最大セット24時間、1秒単位で計測)
●時刻アラーム
●バッテリー充電警告機能
●パワーセービング機能(暗所では一定時間が経過すると運針を停止して節電します)
●日付・曜日表示
●フルオートカレンダー
●LEDライト(スーパーイルミネーター、残照機能付き)
●フル充電時からソーラー発電無しの状態での駆動時間
機能使用の場合:約6ヵ月
パワーセービング状態の場合:約23ヵ月

<サイズ(高×横×奥)>
54.7mm×49.8mm×16.9㎜

<質量>
139g

■G-SHOCK公式WEBサイト
https://g-shock.jp/

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