2020.01.03
■三遠ネオフェニックスvs京都ハンナリーズ(@豊橋市総合体育館)
第1戦:12月29日17時5分、第2戦:12月30日14時5分
第14節で3カードあった延長戦のうちの1つが、三遠ネオフェニックスの今シーズン3勝目。横浜ビー・コルセアーズに粘り強くくらいつきながらも、第4クォーターには一時12点差をつけられ、残り1分18秒の段階でもまだ8点差があったが、そこから寺園脩斗の3ポイントなどで詰め寄り、残り2秒にロバート・ドジャーが3ポイントを決めて同点。延長では寺園のフローター2本で先行し、ファウルゲームで得たフリースローもしっかり決めて熱闘に終止符を打った。ドジャーが26得点15リバウンド6アシストとフル回転し、西川貴之が19得点、寺園が14得点。契約解除したカイル・バローンに代わる新戦力ヴィアチェスラフ・クラフツォフも、18得点6リバウンドとまずまずの数字を残した。
対するは京都ハンナリーズ。西地区首位の大阪エヴェッサとの一戦は第2クォーターに26点を挙げるなど、こちらも粘りを発揮。試合終盤には9点差から3ポイント2本で3点差まで迫ったが、あと1本が出なかった。ターンオーバーは8個にとどめ、苦手のリバウンドも38本獲得。相手に得意の速攻を出させなかったという点で、ディフェンスも十分な出来だったと言っていい。13連敗でついに西地区首位から最下位まで転落したが、大敗もあった前々節までから一転して一筋の光明が見える戦いぶりでもあった。今節を前に、大学4年生の寺嶋良と大庭岳輝の入団を発表。2人がチームに新風を吹き込み、固定されている選手起用に変化が見られるかどうかという点でも注目したいニュースだ。
今シーズン大型連敗を経験してきた両者の対戦は、明確に表れている課題をどちらが克服できるかの争いとなる。リバウンドで三遠がリーグ15位、京都が最下位。スティールで三遠が15位タイ、京都が14位。ともにディフェンス面の数字が良くないが、互いに得点力も高いとは言えず、リバウンドも含めたディフェンスで優位に立ったほうに試合の流れが傾くに違いない。
文=吉川哲彦
■ロースター
・三遠(ヘッドコーチ:河内修斗)
ロバート・ドジャー
デビン・イーバンクス※インジュアリーリスト
寺園脩斗
川嶋勇人
北原秀明
太田敦也
柳川龍之介
岡田慎吾
ダシルバヒサシ
西川貴之
鈴木達也
菅野翔太
ミッケル・グラッドネス
ヴィアチェスラフ・クラフツォフ
・京都(ヘッドコーチ:浜口炎)
寺嶋良
ジェシー・ゴーバン
中村太地
大庭岳輝※特別指定
村上直
綿貫瞬
鶴田美勇士
岡田優介
玉木祥護
松井啓十郎
ジュリアン・マブンガ
内海慎吾
永吉佑也
デイヴィッド・サイモン
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