13時間前

琉球が“ミスターキングス”岸本隆一の退団を発表…「14シーズン、ありがとうございました」

琉球からの退団が発表された岸本 [写真]=B.LEAGUE
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 5月29日、琉球ゴールデンキングスは、岸本隆一との選手契約が満了となり、同選手が退団することを発表した。

 沖縄県出身で現在36歳の岸本は、176センチ75キロのポイントガード兼シューティングガード。大東文化大学から2012-13シーズンにアーリーエントリー制度で琉球へ入団した。以降、琉球一筋で14シーズンにわたってプレーし、数多くのタイトル獲得に貢献。今シーズンのB1リーグ戦では58試合に出場し、1試合平均11.2得点2.1リバウンド3.2アシストを記録した。

 今回の発表に際して、クラブと岸本が寄せたコメントは以下のとおり。

「岸本選手は2012-13シーズンにアーリーエントリー制度でキングスへ入団。その後、14シーズンという長い期間にわたり、琉球ゴールデンキングスそのものを背負い、歩み続けてくれました。

 入団後は、若さや経験の少なさから多くの苦労もあったと思います。それでも経験を重ねるごとに、勝利への執念、仲間を思う気持ち、そして何より、沖縄やファンを思い、向き合い続けてくれました。岸本選手が注いでくれたそのすべてが、キングスの文化となり、これからも続いていきます。
数え切れないほどの歓喜と感動を、この沖縄の地にもたらしてくれました。
通算リーグ優勝3回、地区優勝9回、さらに天皇杯や国際大会の優勝など、数多くのタイトル獲得に貢献し、名実ともにキングスの歴史を築いてくれました。決して派手な個人賞で語られる選手ではありませんが、その積み重ねが周囲の信頼となり、気づけばチームの中心に立ち、“Mr.キングス”と呼ばれるまでになりました。

 その歩みは、キングスというクラブの在り方そのものを体現していたのだと思います。どんな劣勢の場面でも『岸本選手がコートにいれば!』と誰もが信じられる存在であり、幾度となく代名詞であるディープスリーを沈め、試合の流れを変え、勝利を引き寄せてくれた姿は、これからも多くの人の記憶に残り続けます。
また、子どもたちに夢を与えたいという思いを、『夢をつかめ』という言葉だけでなく、行動で示し続けてくれたこと。その姿は、キングスがこの沖縄に存在する意味を体現してくれたと言っても過言ではありません。
岸本選手の長年にわたる献身なくして、現在のキングスはないと確信しています。

 そして、どんなときにも岸本選手を支え続けてくださったご家族の存在なくして、これまでの功績は語れません。ご家族の皆さまにも、心から感謝と敬意をお伝えします。

 岸本選手が14年間にわたりキングスにもたらしてくれた多大な貢献と数々の功績に対し、これまで琉球ゴールデンキングスを支えてくださったすべての皆さまの思いを胸に、改めて感謝を申し上げます。

 岸本隆一選手、本当にありがとうございました!新天地での挑戦が、岸本選手らしい実り多きものになることを、心から願っています」

 そして岸本は感謝の言葉を述べるとともに、現在の心境を伝えている。

「今シーズンをもってキングスを退団することになりました。

 bjリーグに始まり、Bリーグに変わり、環境や人、バスケットスタイルそのものも変わっていく中で14年間、素晴らしい経験をさせていただきありがとうございました。

 皆が期待する結果まで到達できたかわかりませんが、僕がキングスでプレーする中で到達できた位置に充実感と力不足の両方を感じています。ただひとつ言えることがあるとするなら、キングスにとってまだまだ通過点です。応援してくれる方がいる限り、キングスはまだ見たことのない景色を見せてくれるはずです。

 勝負の世界は必ず勝敗がつきます。もちろん勝ったらうれしいし、負ければ悔しい気持ちになります。しかし勝ってうれしい、負けて悔しい以上の感情を体験させていただきました。

 あらゆる体験から湧き上がる感情と向き合い続けてきた結果が今につながっていると思っています。そしてそれは、これからも変わることはなく、むしろこれまで以上に大事にしていきたいと思っています。

 僕自身一つの区切りになりますがまだ道の途中。これからの人生何が起こるかわかりませんが、これまでと同様にバスケットボールに向き合っていきます。どこへ行っても僕自身どこで生まれ、どこから来たのかを忘れず前進していきたいと思います。

 14シーズン、ありがとうございました」

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