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岸本隆一が複雑な心境吐露「悔しさというより儚さというか…」琉球は3季連続ファイナル敗退

試合後会見で思いを語った岸本と桶谷HC[写真]=B.LEAGUE
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■「長崎が僕たちを上回ってきたことが全て」

 5月26日、横浜アリーナで「りそなグループ B.LEAGUE FINALS 2025-26」GAME3が行われ、長崎ヴェルカが初優勝を果たした。5大会連続でファイナルに進出した琉球ゴールデンキングスは、またしてもGAME3で涙をのんだ。

 前半は長崎の堅守に苦しめられ、フィールドゴール成功率18.4パーセントと大苦戦。望みを託す3ポイントも16本中1本の成功にとどまり、なかなか突破口を見いだせない展開となった。

 それでも、第3クォーターにペイントエリアへ侵入し、相手のファウルも誘いながら追い上げムードを作ると、スタンドを白く染めたファンの大声援も受け、第4クォーター開始3分半で一時3点差まで接近。しかし、要所で長崎の守備網に阻まれ、最後は64-72で敗れた。

[写真]=B.LEAGUE


 試合終了後の会見には、桶谷大ヘッドコーチと岸本隆一佐土原遼が出席。指揮官は「まず長崎のみなさんにおめでとうと率直に言いたい」と切り出し、「勝因・敗因があるとは思うんですけど、長崎さんがタフショットを決めてきたり、僕たちを上回ってきたことが全てだと思う」と、対戦相手を称えた。

 続けて、「ここまで連れてきてくれた選手、スタッフ、キングス関係者の皆さん、ファンの皆さん、沖縄の地域の皆さんが支えてくれて、最後にここで試合ができたと思っているので感謝したい」と周囲への思いを口にしつつ、「もう、ね………。本当に虚しいな、悲しいなというところです」と、敗戦直後の感情を絞り出した。

■「これが僕の人生だと受け止めて次に進んでいくだけ」

[写真]=B.LEAGUE


 複雑な心境だったのは、琉球一筋の岸本も同じだった。「GAME1で勝てたこともあったので、本当に目の前まで来ていたんだけどな、という…。ちょうど桶さんとも話していたんですけど、悔しさというよりも儚さというか。正直敗因は色々あると思うんですけど、今は悔しさともまた違う、なんとも言えない気持ちです」と胸中を明かした。

 2016年9月22日のBリーグ開幕戦、そしてBプレミア移行前では最後となるB1ファイナルのコートにも立ち、「縁というか運命と思っていた」という岸本。チームメートは“Mr.キングス”を勝たせたいと口にしていたが、その悲願はかなわなかった。

 岸本は「負けは負けで、これから自分がどう振る舞い、どう生きていくかで(この結果の)意味を見出していけると思っているので。むしろ今は意味を見出していくしかないと思っています。試合が終わった後は『持っていないな』と正直自分で思ったんですけど、これが僕の人生だと受け止めて次に進んでいくだけかなと思います」と、ショッキングな敗戦を受け止めた。

 後半に躍動し、反撃ムードを作り出した佐土原にとっては、移籍1年目でのファイナル進出。「優勝したいという気持ちがあってキングスに来て、昨シーズンにケガでファイナルに立てなかった隆一さんを優勝させたい気持ちがみんなにあった」と明かした。

[写真]=B.LEAGUE


 順風満帆ではなかったファイナルまでの道のりを振り返りつつ、来シーズンへの思いも口にした。

「今シーズンはケヴェ・アルマが諸事情で離脱という形になってしまって、スクーティー(アンドリュー・ランダル)が来て、ドット(デイミアン・ドットソン)が来て、難しいシーズンだったんですけど、みんな何をしなければいけないのか毎日考えてここまで来れました。この時期までプレーできたのはこの2チームだけなので、そこは誇りに思って来シーズンにつなげていきたいです」

 今シーズンの琉球は、リーグ戦とCS、天皇杯、EASLで合計77試合を戦った。苦しい時期を乗り越えながらの5大会連続ファイナル進出は、前人未到の快挙。3年ぶり2度目の優勝には届かなかったが、歩んできた過程はきっとチームの財産となる。

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