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「あなたたちがいてくれたから優勝できました」長崎ヴェルカ・馬場雄大“恩返し”の初優勝

シャンパンファイトで喜びを爆発させる長崎の選手たち[写真]=B.LEAGUE
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■「自分に対してよくやったと言いたい」

 5月26日、横浜アリーナで「りそなグループ B.LEAGUE FINALS 2025-26」GAME3が行われ、長崎ヴェルカが72-64で琉球ゴールデンキングスに勝利。Bリーグ参戦5年目にして初優勝を果たした。

 今シーズンB1最高勝率をマークした長崎は、優勝がかかった一戦で立ち上がりから堅守を発揮し、試合のペースを握った。馬場雄大がファウルトラブルに陥る時間帯もあったが、山口颯斗らベンチメンバーも奮闘。身長173センチの熊谷航がオフェンスリバウンドに飛び込み、チャンスをつないだ場面も光った。イヒョンジュンがチーム最多23得点、ジャレル・ブラントリーと馬場が14得点で続き、今シリーズ最多となる72得点を記録。最後までディフェンス強度を落とさず、ロースコアの競り合いを制した。

 ファイナル賞に輝いた馬場は、今シリーズ平均13.3得点、3.3リバウンド、2.7アシスト、1.7スティールを記録。相手の起点を潰すディフェンダーとしての活躍が随所に光った。優勝が決まった直後に、今シーズン限りで引退する狩俣昌也にウィニングボールを手渡し抱擁。試合後の会見では「最高の気分」と、喜びを口にした。

[写真]=B.LEAGUE


 GAME3では、ファウルトラブルでコートに立てなかった時間帯もあったが、23分51秒のプレータイムでチーム最多のプラスマイナス+12を記録。不在の間をつないだ山口と星川堅信のプレーを称えつつ、自身のプレーについては「何より本当に勝ちたいという思いが前面に出たと客観的に見ても思います。ファイナルはそこが全てかなと思うので。自分に対してよくやったと言いたいです」と振り返った。

■優勝をもたらしたヴェルカスタイル

 今回の長崎の優勝は、Bリーグに新時代の到来を感じさせるものでもあった。長崎はコートに立つ5人がポジションレスで連動するバスケットボールを展開。今シリーズでも馬場を筆頭に、強くて速い選手たちが相手にプレッシャーをかけ続け、機を見て一気に畳み掛ける場面があった。Bリーグ参入時から掲げてきた「HAS IT!(Hard/Aggressive/Speedy/Innovative/Togetherの頭文字)」を体現し、優勝という最高の結果に結びつけた。

[写真]=B.LEAGUE


「まず自分たちのやってきたことを信じていましたし、モーディ(マオールHC)が自信を持って時間をかけて僕たちに指導してくれていたので、正直自分たちも自信がありました。今までBリーグはビッグマンがゲームを支配する機会が多かったと思うんですけど、僕たちがこういうバスケをして優勝することによって、新しい可能性を日本のバスケ、Bリーグに示すことができたかなと思うので、そこはすごく自信を持っています」

■ホームタウン長崎へ「感謝の一言です」

 馬場にとっては、加入3年目で悲願の優勝。ホームタウン長崎への感謝の言葉は何度も口にしてきたが、クラブ初優勝を成し遂げた後、あらためてファンへのメッセージを問われると、次のように答えた。

[写真]=B.LEAGUE


「もう感謝の一言です。 正直ファイナルと言え、ここまで長崎からたくさんのブースターの方が横浜アリーナに足を運んでくださるというのは思っていなかったですし、画面越しにでもパブリックビューイングを通してかなり多くの方が応援してくださっていたと聞きました。(長崎ヴェルカが)できてまだ5年目というところなんですけど、勝っていた時も負けていた時も本当に変わらず同じ情熱を毎年毎年注いでくれて、本当に感謝しています。あなたたちがいたから優勝することができました」

 現行制度では最後となるB1シーズンに、6クラブ目の優勝クラブが誕生した。“5年で優勝”の目標を実現した長崎ヴェルカは、新たな可能性と強烈なインパクトを残し、Bリーグ開幕10周年の歴史にその名を刻んだ。

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