2026.03.27
高みを目指し、激しい動きの中でも安定してプレーができるよう、女性プレーヤーのために開発したアシックス『FLOWRUSH』。女性特有の足の特長に合わせ、優れた快適性とサポート性を追求した一足と言える。
今回は、学生時代から「足についての悩みが多かった」という東藤なな子(トヨタ紡織サンシャインラビッツ)に実際に履いてみての感想やシューズの機能について聞いた。
インタビュー=田島早苗

「クッション性、サポート力が上がったことを強く感じました」と東藤
――アシックスのニューモデル『FLOWRUSH』を履いた感想を教えてください。
東藤 まず、初めて実物を見たときに「かわいいな」と思ったのが第一印象でした。シューズの特長を説明していただいたあとに実際に履いてみると、その説明のとおり、軽さがありながら、クッション性、サポート力が上がったことを強く感じました。私自身、シューズにおいてサポート力は重視しているので、FLOWRUSHは「サポートされている」という感覚が強くあり、とても履きやすかったです。
――サポートに関しては、どういった点を重視していますか?
東藤 私はかかとが小さくて足の指の変形などの悩みがあります。このシューズは、ほかのシューズと比べると、かかと部分が細めなので、その分、フィットしているなと感じます。また、今回のモデルから足の親指にあたるところもやわらかくなっているので、よりサポートを感じることもできますね。
――フィット感について、他にも感じるところはありますか?
東藤 土踏まずのところ(ミッドソール部分)のアーチが少し上がっていることです。日本だと扁平足の女性は多いと思うのですが、私も扁平足で…。ほかにもかかとが小さい、アーチが低いといったことって女性アスリートの足の悩みの中でも多いと思うんですね。そういった女性プレーヤーにおすすめの一足だと感じています。本当にこれは私のためのシューズではないかと思うぐらいです(笑)。
――東藤選手はオールラウンドなプレーが特長で運動量も豊富。時にスピードを生かしたり、時に力強くステップを踏んだりと動きは多様です。そういった選手にも合っていると言えますね。
東藤 軽さもあってフィット性もあるので、重さを感じにくく(左右などの動きの)切り返しができます。それに、サポート力が上がったことで、切り返すときの俊敏性も上がるのではないかなと思っています。
――サポート力があるけれど重さを感じにくいと。
東藤 そうですね。例えばセンターポジションの選手なら重いシューズのほうがパワープレーをしやすいといったこともあるとは思います。でも、私の場合は素早く動くことや、走ることを考えると、このシューズが合っていると思ってます。
硬すぎず、やわらかすぎずで。アッパーがやわらかすぎると足がシューズの中で動いてしまうし、硬すぎると動きにくくなってしまう ことがあるのですが、このシューズは全部の生地が硬い生地でできているといったわけでもなく、それこそアッパーでも側面は異なった生地をいくつか使用していて、固めたいところは硬さのある生地、やわらかくしたいところはやわらかめの生地でサポートされている。ストップしたときにパチッと止まるような感じがします。
――先ほど、シューズを見た第一印象が「かわいい」ということでしたが、デザインについてはどのように感じていますか?
東藤 私が今まで履いてきたシューズは、世界大会を除いたら、全体が白ベースで少し色が入ったものでした。でも、今回は一面に色が入っていて、そういった色のシューズを履くのは初めてなので、それだけでもテンションが上がります。さわやかな印象のデザインですね。

FLOWRUSHの第一印象は「デザインがかわいい」
――今回のFLOWRUSHは高い目標のもとにトップを目指す選手たちが対象ですが、アンダーカテゴリーの代表にも選ばれていた高校時代、東藤選手はどのようにシューズ選びをしていましたか?
東藤 私は足の負担軽減のためにもフィット感を重視していたので、そこを基準に試し履きで確認したものを買っていました。
――新しいシューズを買うたびに試し履きをしていたのですね。
東藤 はい。シューズは縦のサイズだけでなく、横幅もナロー、スタンダード、ワイドといったような違いがあるので、自分の足に合うのはどれなのかと、いろいろと試していました。
先ほどお伝えしたように、私は扁平足や足の指の変形などの悩みなどが多かったので、早いうちから足に気を使うことは多かったかもしれません。それもあって学生のころからは足元をすごく大事にしていました。
自分の足に合ったシューズを履くことは、足の負担の軽減だけでなく、パフォーマンスの向上にもつながってくると思います。それこそ小学生のころ、運動会向けに速く走れる靴を選んだのと一緒で、自分のプレースタイルに合ったシューズはどれなのかを考えながら選ぶと、よりプレーの幅も広がるかなと思います。
自分の足に合わないシューズを長く履き続けることはおすすめしませんし、高校生も忙しいとは思いますが、購入前には試し履きをしてほしいなと思いますね。私はそうして選んだシューズがアシックスのもので、今も長く履いています。ここまで納得してプレーできているので、本当にシューズには助けられていると思いますね。
――では、バスケットに打ち込んでいる高校生にぜひメッセージをお願いします。
東藤 高校の3年間は私の中でもすごく宝物になっているので、皆さんも毎日を全力で。仲間と自分を信じ、バスケットを楽しむ気持ちを常にもつことを忘れずにプレーしてほしいです。
――少し東藤選手のこともお聞かせください。4月に終わった2025-26シーズンはチーム初のベスト4入り。ご自身もレギュラーシーズンのベスト5(スモールフォワード)を初受賞しました。
東藤 終わってみれば充実した、すごくいいシーズンだったと思います。でも、勝ち続けることが初めてだったので、そこに対してのプレッシャーからか、「この立場を守らなくてはいけない」という気持ちにシーズン途中に一度なってしまって。ただ、そういうときに人を頼ることを学ばせてもらったので、新しい自分に出会えたシーズンだったかなと思います。
――ベスト5受賞についてはいかがでしょう。
東藤 コーチの指導のもと、自分自身が成長できたところがオフェンス。オフェンスも評価していただいてのベスト5だと思うので、すごくありがたいです。チームをベスト4に導けたという感覚も少なからずあるので、結果につながってよかったです。
――さて、代表候補選手として、夏の活動も本格化します。ご自身の強みは何だと感じていますか?
東藤 “経験”ですね。その経験をパフォーマンスとして出していきたいと思います。
――東藤選手は20歳のころから代表として活動していますよね。
東藤 はい。その経験でいうと、例えば4月のアメリカ遠征ではトップリーグのチームと対戦しましたが、相手チームの選手の中には国際大会で対戦したことがある選手も多くいて、初めて見る選手というのが昔と比べて少なくなりました。そのため、アメリカのトップリーグの選手たちと対峙しても気後れすることなく、「よし、やってやろう」という強気になれることが増えてきたのは経験があるからだと感じました。
――代表は秋に世界大会が控えていますし、トヨタ紡織のリーダーとしても今後の活躍を期待しています。最後にファンの方たちにメッセージをお願いします。
東藤 個人としても成長して、より良いパフォーマンスを出していきたいと思っています。そのためにも日々の練習を頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。
『FLOWRUSH』詳細はこちら:https://www.asics.com/jp/ja-jp/mk/basketball/women
『FLOWRUSH』プロモーション動画:https://youtu.be/1KpiYrRmKas
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