1時間前

【インターハイ男子注目】開志国際「リバウンド、ディフェンスなど『凡事徹底』を突き詰め、一戦一戦を戦う」

福大大濠とのリベンチマッチを目指す開志国際 [写真]=伊藤大允
バスケットボールキング編集部

 昨冬の「SoftBank ウインターカップ2025 令和7年度第78回全国高等学校バスケットボール選手権大会」3回戦で、後に全国制覇を果たす福岡大学附属大濠高校(福岡県)とオーバータイムにまでもつれる死闘を演じた開志国際高校(新潟県)。わずか2点差で惜敗したものの、王者に対して最も熱い戦いを繰り広げた。その悔しさを知るメンバーが最上級生となった今シーズンはさらなる躍進が期待されたが、チームは強豪校ならではの苦難に直面することとなる。

 春先は多くの主力選手がアンダーカテゴリーの代表活動に招集され、チームを率いる富樫英樹コーチも「チーム作りをじっくり行いたい時期に全体練習ができなかった」と振り返る。3月に行われた日清食品トップリーグ入替戦では、大分県の強豪・柳ヶ浦高校に敗れ、チームづくりは一時的な停滞を余儀なくされた。

 全国大会で優勝を目指すチームにとって厳しい状況が続いたが、活躍が期待される恒岡ケイマンがチームに合流するなど次第に活気を取り戻すと、インターハイ予選や北信越ブロック大会を確実に勝ち上がりシード権を確保した。

 富樫コーチは「少し失点が多かったのが課題。『ブロックアウトからリバウンドまでがディフェンス』を徹底して、インターハイ前に取り組んでいる」と基本に立ち返る。「得点は計算できるようになったので、あとは失点をいかに抑えるか」と力を込めた。

 そして、こういう状況だからこそ立ち返っているのが部のモットーである『凡事徹底』。「簡単に勝たせてくれる相手はいないだろう。だからこそ原点に立ち返り、一戦一戦を戦っていきたい」。そして、今大会第1シード、福大大濠との準々決勝との対戦を目指す。

■KEY PLAYER/#5 F 髙橋歩路

高い打点からのシュートが持ち味の髙橋 [写真]=伊藤大允

 1年次から開志国際の主力としてコートに立ち続けてきた大黒柱。中学時代から飛び級でU16日本代表に選出されるなど、世代を代表するプレーヤーとして活躍を続けてきた。最大の武器は、身長190センチの恵まれたサイズを活かし、高い打点から決める高確率のシュートだ。インサイドとアウトサイドの両方で高いパフォーマンスを発揮する万能スイングマンとして、チームのオフェンスを強力に牽引する。

 下級生の頃から全国大会の舞台で悔しい涙を流してきただけに、ラストイヤーとなる今大会にかける思いは人一倍強い。「今年こそは」という不退転の決意を胸に、富樫コーチからの絶大な信頼を背負う大黒柱が、悲願のインターハイ王座獲得へ向けて最後の夏に挑む。

文=入江美紀雄(バスケットボールキング編集部)

高校男子の関連記事