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Bリーグがドラフト制度を改定…指名順で年俸額に傾斜、12月開催やユース優先交渉権拡大も

今年初開催された「Bリーグドラフト」の制度改定が決定
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■2027年開催の第2回から変更

 Bリーグは9月9日、理事会に関するメディアブリーフィングを実施し、Bプレミアのドラフト制度を改定することを発表した。報酬や契約条件、ドラフト外加入の制限、開催スケジュール、ユース優先交渉権の4項目が変更される。

 第2回ドラフトからの主な変更点は以下のとおり。

・1、2巡目の年俸を指名順位に応じて設定
・3巡目以降の年俸を一律800万円に設定
・3巡目以降は育成契約選手制度を自動適用
・最長4年間の複数年契約が可能に
・指名外選手のBプレミアへの期限付移籍を制限し、加入をドラフト経由に一本化

 大きな変更点の一つが、ドラフト指名選手の報酬体系だ。新たな報酬表では、1、2巡目で指名された選手について、出身カテゴリーやクラブの指名順位に応じて年俸額に傾斜を設ける。

 例えば1巡目1~5位では、日本または海外の高校卒が1400万円、日本の大学またはNCAAディビジョン1を除く海外大学の在学・中退・卒業が1800万円、NCAAディビジョン1の在学・中退・卒業、またはBワン・Bネクスト経験者が3000万円に設定。指名順位が下がるにつれて、それぞれ年俸額も段階的に設定されている。

 一方、3巡目以降で指名された選手の年俸は、Bプレミアの最低年俸にあたる一律800万円とする。育成契約選手制度が自動的に適用され、対象は同制度の対象年齢である期間に限られる。A代表で世界大会を経験した選手は除かれる。また、最長4年間の複数年契約も可能となる。

 3年または4年契約を締結する場合は、「全額を年俸として受領」する形式と、「最低年俸800万円を担保したうえで、残額を契約金として一括受領」する形式から、選手の希望に基づいて選択できる。

 また、同じく第2回ドラフトから、ドラフトで指名されなかった選手がBプレミアへ期限付移籍することを制限し、Bプレミアへの加入をドラフト経由に一本化する。リーグは、3巡目以降の選手を最低年俸で契約できる仕組みを設けることで、クラブによる正当なドラフト指名を促すとしている。

■第3回からは12月開催、ユース優先交渉権も拡大

 第3回ドラフトからの主な変更点は、開催時期の前倒しとユース優先交渉権の拡大だ。

・ドラフトをインカレ終了後の12月に開催
・ドラフト志望届の締め切り、コンバインを11月上旬に設定予定
・U15、U18を通じて連続4年度以上在籍した選手は、大学などを経由した場合もユース優先交渉権の対象に

 開催時期については、大学のインカレ終了後、全国高校選手権(ウインターカップ)開幕前を予定。ドラフトで指名されなかった選手が、その後の進路を選択するための期間を確保することなどが背景にある。

 一方、クラブ側には編成方針を決める時期やスカウティング環境などを踏まえ、インカレでのパフォーマンスを見てから指名を判断したいという事情もある。なお、今後BワンやBネクストのクラブとの事前交渉が定常化した場合には、開催時期を再び後ろ倒しすることも検討するという。

 ユース優先交渉権については、現在の「BリーグU18に所属中で、直近連続2年度以上の登録歴がある選手」などを対象とした制度に加え、U15とU18を通じて連続4年度以上登録された選手について、U18退団後に大学などを経由した場合にも、出身クラブが優先交渉権を持つ制度を新設する。対象となる所属歴は、満13歳に達する年度の4月1日以降。大学を中退した場合でも、この制度の対象となる。

 新制度を利用して通常契約を結ぶ場合、年俸は800万円から、その選手が該当するドラフト報酬表の1巡目相当額までとし、日本の大学卒業または大学中退の場合は1800万円が上限として示されている。

■「多くの選手が指名される状況を」今後も改善の可能性

 メディアブリーフィングに出席した島田慎二コミッショナーは、「ドラフト自体を活性化させていくといいますか、多くの選手が指名されるような状況を作り出していきたい」と、今回の改定に込めた思いを語った。

 Bリーグのドラフトは今年初めて開催されたばかり。今後も選手により良い環境を提供することを念頭に置きながら、指名するクラブ側の声にも耳を傾け、より良い制度を模索していくという。

 また、将来的なドラフト指名権のトレード導入についても可能性を含め、より活発なドラフトを実現するため、引き続き議論を重ねていく考えを示した。

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