2018.11.14
アルバルク東京の優勝で幕を閉じた2年目のB1リーグ。シーズンのフィナーレを飾った「B.LEAGUE AWARD SHOW 2017-18」では、受賞者たちが普段見慣れないお洒落なスーツ姿で華麗に登場した。「平均体型とはサイズも厚みも違うこの大男たちをどうドレスアップさせたのか?」。そんな素朴な疑問を知るために、2年連続で担当を手がけたライフスタイル誌『GQ JAPAN』のファッション・ディレクター森口德昭氏に取材を敢行。バスケ経験者でもあるというファッションのプロに、スタイリングポイントをうかがった。
インタビュー=小沼克年
写真=『GQ JAPAN』、Bリーグ、山口剛生
「スーツのカタチは典型的なテーラード。ですが、胸の切り替えがあるモードなデザインで野暮ったくありません。ここに、喜多川選手の雰囲気を考慮して、あまり派手ではないネイビーのタイで引き算したのがポイントです」
■着用アイテム
シャツ:CALVIN KLEIN PLATINUM(カルバン・クライン プラティナム)
タイ:BKT by BROOKLYN TAILORS(ビーケーティーバイブルックリンテイラーズ)
「ガードナーは迫力があるので、小さい面積で彼の個性がチラリと出ればいいなと思いました。なのでチーフはリゾートっぽい柄を選んでいます。ベースは、なるべくシンプルな教科書どおりのスタイリングで色数を増やさず、缶バッチとチーフのみ、色遊びを入れています。カッコいい要素の奥に、明るく陽気な印象を潜ませれるかなと考えました」
■着用アイテム
タイ:Drake’s(ドレイクス)
「セットアップスーツとシャツの色は、ミッドナイトネイビー。光によっては黒より黒に見えるという、パーティーシーンの必殺カラーです。ここに、色調を合わせたチーフとネクタイをオン。そして、僕の秘技であるネクタイにバッチを付けて、『俺たちBリーガー』な匂いをつけました。時計は伊藤選手の私物ですね」
■着用アイテム
タイ、チーフ:Drake’s(ドレイクス)
他、スタイリスト私物
「実は橋本選手が今回の中で一番いいスーツを着てるんですよ。イタリアブランドの『Ermenegildo Zegna(エルメネジルド・ゼニア)』の正統派スーツで、色はちょっとシャイニーなものを選びました。こういうテロっとしたシャリ感のある素材で艶を足すことで、全体的にシャープな印象を引きだしています。この手の素材は光の当たり方で色の見え方が変わる。橋下選手の変幻自在なプレースタイルもイメージしています」
■着用アイテム
スーツ:Ermenegildo Zegna(エルメネジルド・ゼニア)
シャツ:CALVIN KLEIN PLATINUM(カルバン・クライン プラティナム)
タイ:BOSS Black(ボス ブラック)
※所属は昨シーズン時点
2018.11.14
2018.11.07
2018.10.18
2018.06.07
2018.06.05
2018.05.10
2018.09.06
2018.09.04
2018.08.23
2018.08.16
2018.08.06
2018.07.23
2018.08.21
2018.08.21
2018.08.21
2018.08.20
2018.08.19
2018.08.19