2022.02.08
得点、リバウンド、アシスト、スティール、ブロックの5項目のうち3つで2ケタを挙げたことを意味する「トリプルダブル」。今シーズンは外国籍選手が最大3名までベンチ入りできるルールへ変更されたため、ガードやフォワードを主戦場とする選手が相次いでBリーグに参戦。その影響もあってか過去にないペースでトリプルダブル達成者が出ているが、4月24日のB1リーグ第35節で「B1リーグ史上2例目」となる記録が生まれた。
それは「1試合で同時に2選手がトリプルダブルを達成する」という記録。4月24日にウィングアリーナ刈谷で行われたシーホース三河対島根スサノオマジック戦で生まれた。
この試合は序盤から激しいつばぜり合いが披露され、両チーム一歩も譲らず。決着は40分間で決まらず延長戦へと持ち越されたが、そこでも勝負が決せず、ダブルオーバータイムへ突入。再度の延長戦で抜け出した島根が106-102で勝利し、激戦に終止符を打った。
勝利した島根は、ぺリン・ビュフォードが25得点14リバウンド11アシストでトリプルダブル。デモン・ブルックスが25得点11リバウンド、ウィリアムスニカが19得点12リバウンドとともにダブルダブルを達成した。一方敗れた三河は、金丸晃輔が今シーズン最多となる38得点、シェーファーアヴィ幸樹が23得点7リバウンド、カイル・コリンズワースが20得点22リバウンド12アシストでトリプルダブルを記録した。
この結果、ビュフォードとコリンズワースがトリプルダブルを達成したため、B1リーグで過去1例しかなかった「1試合で同時に2選手がトリプルダブル達成」を記録。珍記録が再び生まれた。
なお、過去の1例は2018年12月15日に行われた京都ハンナリーズ対シーホース三河戦で達成されており、ジュリアン・マブンガ(現富山グラウジーズ)が42得点11リバウンド16アシスト、ケネディ・ミークスが37得点20リバウンド10アシストをマーク。この試合もダブルオーバータイムに持ち込まれており、同様の状況で2つの記録が生まれた。
ちなみにコリンズワーズは、翌日も15得点13リバウンド12アシストでまたもやトリプルダブルを達成。ビュフォードも26得点11リバウンド7アシストとトリプルダブルに近い数字を残しており、今シーズン残りわずかだが達成者はまだまだ出てきそうだ。
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