2021.10.04

前日のリベンジ果たした千葉…指揮官は「選手がプライドをもって改善してくれた」と評価

「選手にはリバウンドを改善しない限り絶対勝てないよと伝えた」[写真]=B.LEAGUE
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 10月2・3日、各地でBリーグ開幕戦が行われ、千葉ジェッツが敵地で島根スサノオマジックと対戦した。

 昨シーズンBリーグ制覇を果たし、2連覇がかかる千葉。初戦は島根の安藤誓哉リード・トラビスを中心とした素早い展開を最後まで止められず、94-100で敗れた。

 シーズン初戦で悔しい敗戦を喫した千葉だったが、翌日の第2戦はジョシュ・ダンカンギャビン・エドワーズの得点で好スタートを切ることに成功。相手の猛攻で点差を縮められる場面も見られたが、激しいディフェンスから流れをつかむと、試合終盤に富樫勇樹原修太の3ポイントシュートが決まり、81−74で勝利した。

 ジョン・ムーニー西村文男を負傷で欠きながらも各選手が奮闘し、前日のリベンジを果たした千葉ジェッツ。チームを率いる大野篤史ヘッドコーチは「島根はトランジションチームでペースの速いチーム。僕たちはケガ人がいるなかでトランジション勝負だと勝ち目がないというろころで、スローダウンさせてプレーをコントロールしたことでイニシアチブをつかめた」と勝因を分析した。

 千葉は敗れた試合で、島根に21個ものオフェンスリバウンドを奪われ、セカンドチャンスから24点を献上。リバウンドの部分で後手に回ってしまった。だが、3日の試合では相手のオフェンスリバウンドをわずか8に抑え、セカンドチャンスポイントを7まで減少させた。大野HCは試合前に「リバウンドを改善しない限り絶対勝てないよ」と伝えたといい、「選手がプライドを持って改善してくれた」と称賛した。

 改善を加えたのはリバウンドだけではない。ディフェンスの面でもさまざまな仕掛けを用意し、島根の攻撃を止めにかかった。

「僕たちは人数がいないので、激しくいけない状況でした。運動量を少し減らしている状況だったので、ゾーンプレスやゾーンだったりで島根さんのリズムを変えようとしました」

 柔軟な戦術変更で相手の攻撃の芽を摘み取り、前日の雪辱を果たした千葉。次戦は、昨シーズン準優勝の宇都宮ブレックスに2連勝した群馬クレインサンダーズとアウェーで対戦する。

 

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