2021.10.11

大量得点で富山に連勝を飾ったA東京のルカHC「選手たちがよく戦ってくれた」

ホームで富山に2連勝したルカHC[写真]=B.LEAGUE
バスケ情報専門サイト

 10月10日、各地でB1リーグ第2節が開催され、アルバルク東京富山グラウジーズと対戦。GAME1に96-71で勝利したA東京は、第1クォーターこそ31-30と得点の奪い合いになるが、続く第2クォーター以降は徐々にリードを広げていき、後半では富山を圧倒する。最終スコア114-81で快勝し、ホームで連勝を飾った。

 試合後にメディア対応を行ったルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチは「2連勝できて良かった。本当に選手たちがよく戦ってくれたと思います。富山を相手に連勝するのは難しいことです」とA東京の選手たちを労った。

 さらに、富山とのGAME2については「(ジュリアン・)マブンガ選手と(ジョシュア・)スミス選手を起点にして得点を取ってくるチームなので、ディフェンスがGAME1と同じくカギになりました。第1クォーターでは、昨日負けている富山のモチベーションが高く、スミス選手へのダブルチームからキックアウトをされ、3ポイントを決められたシーンがいくつかありました。さらにマブンガ選手の1対1やピックアンドロール、すべてここから富山の得点に繋がりました。非常にハイスコアリングな第1クォーターとなり、なかなか相手のオフェンスを止められなかったことが前半のポイントだと思います」とコメント。

 それでも前半を59-50とリードして折り返すと、後半では55-31と圧倒。最終的には33点差での快勝となった。「第2クォーター以降は、ディフェンス面でライアン(・ロシター)、セバスチャン(・サイズ)、アレックス(・カーク)がしっかりと相手ビックマンを止めることができたので、結果的にリードが徐々に増えて、我々に流れが回ってきました。日本人選手もペリメーターやアウトサイドで、相手を簡単にはプレーさせないディフェンスを見せ、最終的にこの点差になったと思います」

強さの片鱗を見せたホームでの連勝

 この試合ではザック・バランスキー小島元基を筆頭に、チーム全体で21本中15本の3ポイントを沈め、71.4パーセントという高い成功率を残した。これに対し、ルカHCは「素晴らしい数字だと思います。オフェンスをしっかりと組み立て、ノーマークで選手が思い切ってシュートを打てる状況を作った。これによりグッドショットとなり、高い確率に繋がりました」と選手たちを称えた。

 ルカHCの「我々のオフェンスでは数多いプレーブック、セットプレーがあります。相手チームのディフェンスによってオフェンスをチョイスして、狙いを定めてアタックするためには、相手ディフェンスを読むこと、状況判断をすること、これが重要になってきます」という言葉の通り、チームとしてオフェンスをしっかりと組み立て、大量得点を奪う要因となった。

 琉球ゴールデンキングスとの開幕戦では、敵地で悔しい2連敗となった。「琉球での我々の反省点は、後半や第4クォーターでリードがあったにもかかわらず、逃げきれずに最終的に勝ちをもぎ取ることができなかったことです。アウェーの琉球戦で2連勝するのは並大抵のことではありません。しかし、最低1勝1敗で帰ってきたかったのが正直なところです」

 それでも富山戦では、終盤でもさらにリードを広げるプレーを見せ、開幕2連敗を取り返す見事な連勝をホームで飾った。

「練習で一つひとつ積み重ねて、ステップアップして勝ちにつなげていく。それの繰り返しなので、来週に向けてしっかりと準備をして、信州戦に挑んでいきたいと思います」

 オフシーズンに大型補強に成功したA東京は、第2節で早くもその強さの片鱗を見せた。続く第3節では、ホームで信州ブレイブウォリアーズとの対戦に臨む。

アルバルク東京の関連記事

B1の関連記事