2022.02.01

【京都vs広島】今季初の3連勝を狙う京都、同地区上位の広島撃破へは球際の攻防がポイントに

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

京都ハンナリーズ vs広島ドラゴンフライズ(@京都市体育館)
2月2日19時5分

 京都ハンナリーズは前節、三遠ネオフェニックスに今シーズン初の2連勝を飾って、西地区最下位を脱出した。大黒柱のデイヴィッド・サイモンを欠きながらも、第1戦では30アシストで8人が得点を記録。第2戦では全選手がリバウンドに絡み、今シーズン最少の62失点に抑えた。

 今節対戦する広島ドラゴンフライズには、10月23日、24日に行われた第4節で2連敗したが、第2戦は延長戦まで食い下がった。ペイントエリアや球際で互角に戦うことで対抗できただけに、2連勝の勢いをぶつけたい。加えて、ディフェンスで貢献の大きい満田丈太郎に3試合ぶりの得点が生まれると、3連勝の後押しへなるだろう。
 
 対する同4位の広島は前節、富山グラウジーズに敗れて3連敗を喫した。両日ともにインサイドの攻防で劣勢に立ち、リバウンドは30本にも及ばず。ゴール下で起点が作れなかったことで、3ポイントシュートの成功率も低迷した。今シーズンは平均35.8パーセントの成功率を記録する中、2戦ともに30パーセントを割ってしまった。

 立て直しのキーマンは、グレゴリー・エチェニケだろう。ここまで平均10.7得点7.4リバウンドを記録しているが、連敗中は1ケタ得点にとどまっている。コロナ禍によるコンディションの影響もあるだろうが、連敗ストップには彼の力が必要不可欠だ。エチェニケが相手のマークを引き付け、アウトサイドシュートの確率を高めたい。

文=大橋裕之

■ロスター
・京都(HC:小川伸也)
會田圭佑
小西聖也 ※特別指定
ジェローム・ティルマン
久保田義章
内田旦人
満田丈太郎
秋山皓太 ※インジュアリーリスト
鈴木達也
細川一輝
加藤寿一
ジャスティン・ハーパー
内海慎吾
永吉佑也
デイヴィッド・サイモン
小室昂大 ※特別指定

・広島(HC:カイル・ミリング)
寺嶋良
トーマス・ケネディ
朝山正悟
辻直人
青木保憲
アイザイア・マーフィー
船生誠也
グレゴリー・エチェニケ
チャールズ・ジャクソン
中村拓人 ※特別指定
柳川幹也
渡部琉 ※特別指定
佐土原遼
ニック・メイヨ
井手拓実

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