2022.04.28
4月23日に青山学院記念館でB1リーグ第33節第1戦が行われ、東地区6位のサンロッカーズ渋谷が同2位のアルバルク東京と対戦した。
第1クォーターはペースを握る展開。ケビン・ジョーンズが放ったすべてのシュートを決めて11得点を挙げると、ジョシュ・ハレルソンも9得点と、両外国籍選手を中心に得点を重ね、29-18と先手を奪った。
続く第2クォーターは12-23と後手を取り、後半は終始シーソーゲーム。試合終了残り25秒にフリースローを決められて2点のビハインドを背負ったが、相手のファウルを誘ってフリースローを得たベンドラメ礼生が2本とも沈め、タイムアウト直後のオフェンスを守りきり、83-83でオーバータイムに突入した。
延長戦でも拮抗した展開が続く中、試合終了残り11秒に同点の“3点プレー”を献上。それでも、同2秒にハレルソンがオフェンスリバウンドから決勝点を挙げると、94-92でリードチェンジ12回、同点14回の熱戦を制し、4連勝を達成した。
チーム全体でターンオーバーをわずか4個にとどめ、相手の3ポイントシュート成功率を16.7パーセントに抑えた。12月の対戦時に58-82の大敗を喫した相手にリベンジを果たし、伊佐勉ヘッドコーチは試合後の記者会見で「自分たちらしいバスケットで戦えたのは大きな収穫。あの時はディフェンスの強度すら上げられなかった。そういう意味で今日はすごく成長を見られた試合だと思います」と振り返った。
ジェームズ・マイケル・マカドゥを欠く中、ジョーンズがファウルアウトするアクシデントもあったが、西野曜や渡辺竜之佑をはじめとしたベンチメンバーも奮闘。指揮官は「ファウルトラブルなどがありましたけど、みんなで45分間をつないで、しっかり勝利できたので、大きな1勝」と評価した。
SR渋谷は3月の9試合で2勝7敗と負け越したが、4月の9試合は7勝2敗と大きく勝ち越し、シーホース三河、秋田ノーザンハピネッツとともにワイルドカード2位の座を争っている。三つ巴の争いはまだまだ続きそうだ。
■試合結果
サンロッカーズ渋谷 94-92 アルバルク東京
SR渋谷|29|14|18|22|11|=94
A東京|18|23|20|22|9|=92
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