2022.07.12
7月5日、滋賀レイクスターズがリブランディングに関する記者会見を実施。エンブレムや呼称の変更と併せて、太田雄貴氏のアドバイザー就任が発表された。
太田氏は滋賀県大津市で育ち、2008年北京オリンピック、2012年ロンドンオリンピックと2大会で銀メダルを獲得した元フェンシング選手。2016年の現役引退後は公益社団法人日本フェンシング協会の会長などを経て、国際オリンピック委員会委員、国際フェンシング連盟副会長として活動している。
同氏は「ようやく滋賀に貢献できる日がきたなと思いました。滋賀に何かしらの恩返しをしたいと思っていたところ、このようなお話をいただきました。新生レイクスのアドバイザーとして戻ってこられたことをうれしく思っています」と感想を述べ、アスリートファーストについて自身の見解を述べた。
「選手が強いだけではダメ。勝てば何でもいいわけではない。選手が活躍し、最高の応援をする。満員の会場でベストパフォーマンスを出す。これこそが真のアスリートファーストだと思っています。選手たちは新シーズンに向けて、一生懸命準備していると思います。私と一緒に会場を盛り上げて、1試合でも多くの試合を見られるようにみんなで応援していきたいと思います。引き続き、よろしくお願いします」
また、フェンシング普及に携わった太田氏は、バスケットボールを通じて地元が盛り上がることに期待を寄せた。
「派手にすることがエンタメではないと思っていて。お客さん、選手などいろいろな人の課題を解決していき、結果として『楽しい』ということがエンタメだと思っています。NBAファイナルをチェイス・センターで観戦し、生のステフィン・カリーを見てきました。お客さんの熱狂や盛り上がりは、現地に行かなければわからないものもあります。滋賀で初めてレイクスを見た人に『自分の息子もあの場所に立たせたい』と思わせられるような夢や感動を与えること。そして、バスケットボールが日常に溶け込むこと。日々の会話で『レイクスは昨日の試合で勝ったね、負けたね』と職場が盛り上がるような、そういった提供をしていけたらおもしろいと思っています。そこは少しずつチームとセッションしていきたいです」
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