2022.09.23

琉球の田代直希…開幕戦でぶつかる王者を警戒「的が絞れない難しい試合になる」

琉球は開幕戦で、昨シーズンのファイナルで対戦した宇都宮と激突する[写真]=伊藤大允
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 9月20日に「B.LEAGUE 2022-23 SEASON TIPOFF カンファレンス」が行われ、B1に所属する代表選手24名が出席。琉球ゴールデンキングスからは、チーム一筋7シーズン目を迎える田代直希が登壇した。

 琉球は松脇圭志ジョシュ・ダンカンジェイ・ワシントンといった新戦力を獲得。さらに、左ヒザ前十字靭帯断裂、左外側半月板損傷および左大腿骨外顆骨挫傷により全治10カ月と診断され、昨年12月に手術を受けた田代も復帰を目指しており、チームはファイナルへ進出した昨シーズン以上の結果を目標に掲げている。

「昨シーズンのファイナルは初めての舞台でした。我々としては東アジアスーパーリーグもあるので、3冠を目標にしています。琉球と宇都宮さんしか3冠を目指せるチームはないので、しっかり狙っていきたいなと思います」

 琉球は10月1日に沖縄アリーナで宇都宮ブレックスとの開幕戦に臨む。昨シーズンのファイナルの再戦となることについては、「開幕戦で宇都宮とすぐやってしまうのか、という印象ですね。お互いにチームとして煮詰まってきた頃に対戦したいなと思っていたので、最初のまだチームができあがっていない段階で宇都宮さんと戦っちゃうのは少しもったいない気もしています」と素直な心境を語った。

 前年王者の宇都宮は笠井康平ヤンジェミンジュリアン・マブンガをオフシーズンに獲得。互いにファイナルのときとはロスターに変化があるが、「マブンガ選手が加入したので、オフェンスのバリエーションがかなり増えたと思っています。ハンドラーが比江島さんとマブンガ選手の2人になったので、的が絞れなくなって、少し難しい試合になるのかなと。何より、ブレックスはずっとディフェンスのメンタリティがすごいので、そこは毎年変わらず脅威ではあります」と田代は気を引き締めた。琉球は王者・宇都宮に昨年の雪辱を果たすべく、ホームでの開幕戦に挑む。

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