2023.01.04

【広島 vs 三遠】西地区首位の広島に挑む三遠…ファウル数を抑えることが勝利の大前提

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

広島ドラゴンフライズ vs 三遠ネオフェニックス(@広島サンプラザホール)
GAME1:1月6日19時5分 GAME2:1月7日15時0分

 2022年を3連勝で締めくくった広島ドラゴンフライズは、アウェーで年明けに組まれた前節も連勝を収め、好発進の新年となった。仙台89ERSを相手に、第1戦は後半に57得点と自慢のオフェンスが爆発。外国籍選手3人で67得点と偏ってしまった印象もあるが、第2戦は辻直人アイザイア・マーフィーも得点を2ケタに乗せ、第1クォーターを6失点に抑えたディフェンスも勝利に結びついた。西地区首位の座をキープし、新年最初のホームゲームは三遠ネオフェニックスを迎え撃つ。

 その三遠の前節は、多くの選手・スタッフが船橋アリーナに凱旋する形で千葉ジェッツと対戦。しかし、2022年最後の試合となった第1戦は30点差、年が明けた第2戦も16点差と返り討ちにあう格好となった。2戦を通じてファウルが多く、フリースローで失点を重ねた上、第1戦はリバウンドで圧倒され、第2戦はターンオーバーがかさんだ。勝率を5割に戻したのも束の間、再び“借金”2を背負い、東地区首位に挑んだ前節に続いて今節は西地区首位との対決という厳しい局面だ。

 三遠は現時点で1試合平均ファウル数がリーグで最も多く、対する広島はフリースロー成功率がリーグ1位で、試投数も5番目に多い。前節同様にフリースローでの失点が増えることは避けなければならず、前節の反省を活かしたいところ。内外で自在に攻めて相手のファウルを誘うドウェイン・エバンスに対するディフェンスは、特に一工夫が必要となるだろう。

文=吉川哲彦

■ロスター
・広島(HC:カイル・ミリング)
寺嶋良
朝山正悟
辻直人
青木保憲
アイザイア・マーフィー
船生誠也
ケリー・ブラックシアー・ジュニア
上澤俊喜
中村拓人
ドウェイン・エバンス
佐土原遼
ニック・メイヨ
三谷桂司朗 ※特別指定

・三遠(HC:大野篤史)
サーディ・ラベナ
ヤンテ・メイテン ※インジュアリーリスト
アイゼイア・ヒックス
高橋快成 ※特別指定
太田敦也
カイル・オクイン
金丸晃輔
根來新之助
半澤凌太
佐々木隆成
細川一輝
山内盛久
ダニエル・ギデンズ
大宮宏正
カイル・コリンズワース ※インジュアリーリスト
土屋アリスター時生

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