【秋田vs群馬】東地区3位を争う直接対決…秋田は本来のディフェンス力を発揮したい

■秋田ノーザンハピネッツvs群馬クレインサンダーズ（＠CNAアリーナ☆あきた）
3月8日19時5分

前々節まで4連勝としていた秋田ノーザンハピネッツは、前節の仙台89ERS戦もGAME1に勝利して今シーズン初の5連勝を飾ったが、GAME2を落として連勝がストップ。リバウンドで後手に回ってしまい、クロスゲームとなった終盤の重要な場面では痛いターンオーバーやフリースローミスが出てしまった。中断期間を経て迎える今節は、第27節にも直接対決を控える群馬クレインサンダーズが相手。東地区3位を争う相手にまず1つ勝ち、1ゲーム差を追いついておきたい。

その群馬は前節、広島ドラゴンフライズと星を分けた。第1クォーターから猛攻を浴び、前半に23点もの差をつけられたGAME1は敗れたが、後半に56得点を挙げて一矢報い、GAME2はオフェンスが40分間安定して99得点で勝利。終盤に3点差まで詰め寄られるなどディフェンスには課題も残したが、西地区上位の強敵に土をつけたことは十分な成果だ。中止になった第12節の代替試合が今節の3日後に組まれているため、3月は他チームよりも2試合多いハードな日程。心身両面でタフさが問われる。

第5節の対戦は、群馬に有利なハイスコア気味の展開にもかかわらず、秋田が制した。しかし、その試合で19得点を挙げた田口成浩を欠いているとあって、秋田としては本来のディフェンシブな展開に持ちこみたいところだ。前節GAME1でも35得点を挙げている得点源のトレイ・ジョーンズを中心としたトランジションを防ぐことが、勝利の大前提となるだろう。

文＝吉川哲彦

■ロスター
・秋田（HC代行：ケビン・ブラスウェル）
スティーブ・ザック
 王偉嘉
 大浦颯太
 田口成浩
 スタントン・キッド
 ケレム・カンター
 川嶋勇人
 伊藤駿
 中山拓哉
 長谷川暢
 多田武史
 保岡龍斗
 古川孝敏