2023.04.13

【富山vs信州】降格圏脱出を目指す富山がホーム3連戦へ…信州は勝率5割まであと少し

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

富山グラウジーズvs信州ブレイブウォリアーズ(@富山市総合体育館)
GAME1:4月15日17時35分、GAME2:4月16日13時5分

 B1残留を目指す富山グラウジーズが前節、アウェーで貴重な白星を挙げた。横浜ビー・コルセアーズと対戦し、第4クォーターに27-14の猛攻を仕掛けて逆転勝ち。上田隼輔の好守から巻き返し、ノヴァー・ガドソンマイルズ・ヘソンがそろって31得点の活躍。課題のターンオーバーも8個と我慢強く戦えた。

 ただ、富山は依然B2降格圏の全体23位に位置する。『B.STATS LAB』によると、降格マジック「8」が点灯しているため、今節から始まるホーム3連戦も落とせない。まず対戦する信州ブレイブウォリアーズとは今シーズン1勝1敗。第8節は70-61で制したが、第24節は第1クォーターからつまずき、19個のターンオーバーを犯すなど、66-88で敗戦。横浜BC戦のように、上田やガドソンを起点にディフェンスとミスのない試合運びで2連勝を目指す。

 対する信州は前節、シーホース三河を78-71で下して3連勝を飾った。第1クォーターは苦戦したものの、26得点15リバウンドのジョシュ・ホーキンソンを中心に第2クォーターから反撃して逆転勝ち。第4クォーターに2点差まで詰め寄られたが、前々節の三遠ネオフェニックス戦GAME2に続いて熊谷航の活躍も光った。

 24勝27敗とした信州は勝率5割まであと少し。富山には前回対戦で快勝したが、課題である第3クォーターに点差を縮められただけに、ガドソンやヘソンには警戒したい。マッチアップが予想されるホーキンソンやアンソニー・マクヘンリーの好守は必要不可欠。また、ウィリアム・モズリーがケガのため全治1か月と発表されており、熊谷や前田怜緒といったガード陣含めて全員でリバウンドの確保が求められる。

文=大橋裕之

■ロスター
・富山(HC代行:高岡大輔)
小野龍猛
ファイサンバ
飴谷由毅
野﨑由之
ブライス・ジョンソン※インジュアリーリスト
水戸健史
喜志永修斗※特別指定
浦野泰斗
松井啓十郎
上田隼輔
マイルズ・ヘソン
ノヴァー・ガドソン
晴山ケビン
ジョシュア・スミス

・信州(HC:勝久マイケル)
ドゥレイロン・バーンズ
熊谷航
栗原ルイス
マシュー・アキノ
前田怜緒
ジョシュ・ホーキンソン
サイモン拓海
三ツ井利也
ウィリアム・モズリー
生原秀将
ウェイン・マーシャル ※インジュアリーリスト
アンソニー・マクヘンリー
岡田侑大

BASKETBALLKING VIDEO