2023.05.10
4月30日、各地でB1リーグ第35節が開催され、川崎ブレイブサンダースが富山グラウジーズとアウェーで対戦。第1戦は19点差で敗戦するも、第2戦は終盤に勝負強さを見せた川崎が100-79で勝利した。
古巣との対戦となった前田悟は、この試合で3Pシュート8本を含む28得点といずれもキャリアハイを記録し、チームの勝利に大きく貢献した。前田はクラブを通してコメントを発表。「昨日(第1戦)は暖かいブーイングと言いますか、それで緊張してしまったので今日は思い切りプレーしようということで、本当に昨日は不甲斐ない負け方をしてしまったので絶対に勝たなければならないと思って戦いました」と第1戦は自身もわずか2得点に抑えられたことを振り返る。
チャンピオンシップに向けては、「マイク(マイケル・ヤングジュニア)が怪我して、オンザコート1の時間帯が長い中で厳しい戦いが続いているんですが、それでも勝ち切る力はあると思いますし、チーム一丸となって2連勝してチャンピオンシップに向かっていきたいと思います」と前を向く。
また、21得点9アシスト3スティールと前田と並び攻守にわたりチームを牽引した藤井祐眞は、クラブを通して「今日は最後のああいう試合展開の中で前田選手が決めきってくれたことが素晴らしいですし、そこが一番の勝因だったと思います。チームの状況としては苦しいですが、チーム一丸となって頑張っていきたいと思います」とコメントを発表した。
指揮を執る佐藤賢次ヘッドコーチは試合を振り返り、「昨日の試合(第1戦)ですごく悔しい思いをして、チームとしてもやるべきこと、チームとして決めた約束が崩れてしまったところがあったので、チャンピオンシップに向けてとにかく一戦一戦、自分たちで決めたことをやりきろうということで、選手たちがそこをよくやってくれてとてもいい試合になりました。途中追いつかれてしまったところは、やられてはいけない得点だったり、ターンオーバーだったり、課題もある中で来週のリーグ戦残り2試合で精度を上げてチャンピオンシップに向かっていきたいと思います」とクラブを通してコメントを発表した。
マイケル・ヤングジュニア選手がケガで離脱することが発表され、チームとして苦しい状況が続いていくが、今週末に本拠地で迎える最終節については「それぞれいろんな想いがあると思いますが、前を向いてやれることに全力を注ぐしかないので、何が何でも1つずつ勝っていくつもりでやっていきたいと思っています。川崎らしい、いいバスケットをしたいと思います」と意気込みを語った。
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