2023.05.22
レギュラーシーズン上位8チームによる「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2022-23」がいよいよ幕を開ける。出場チーム紹介第2回目は、激戦の西地区を制した琉球ゴールデンキングスをピックアップする。
文=小沼克年
B1西地区は優勝争いが稀に見ぬ大混戦となり、「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2022-23」には4チームが出場する。自地区1位を獲得したのは今シーズンも琉球ゴールデンキングスだ。
西地区6連覇。メンバーが変わっても西の王者であり続けられる最大の要因は、まさに『団結の力』。この合言葉を胸に、ファンとともに戦う彼らは、レギュラーシーズンではホームゲームで26勝4敗という強さを示した。
コート上でも決して1人の選手に頼ることはなく、オフェンスでは滑らかなボールムーブメントから得点につなげ、ディフェンスでも個ではなくチームで守る。リバウンドに関してはジャック・クーリーの存在が突出しているが、今シーズンの個人賞ではクーリー以外の選手はどの部門においてもトップ10にランクインしていない。それだけ琉球が掲げる『団結の力』は、ドッシリとしていて、強く、固いということである。
クォーターファイナルで対峙する名古屋ダイヤモンドドルフィンズのショーン・デニスヘッドコーチは、そんな琉球をこう表現した。
「おそらくリーグで一番フィジカルが強いチーム。それを、審判をテストするかのように(ファウル)ギリギリのところまで活かしてくる」
新戦力として、フィジカルを活かした守備と3ポイントシュートが持ち味の松脇圭志に加え、カール・タマヨとジョシュ・ダンカンのビッグマンが加入。さらには長期離脱を乗り越えた207センチの渡邉飛勇もプロデビューを果たし、昨シーズンよりも強力なインサイド陣が並ぶ。
今シーズンはケガ人を抱えての戦いを強いられたチームが多いなか、琉球は途中離脱者が出ることなく戦い抜いた。今村佳太も「大きなケガ人が出ることなくレギュラーシーズンを終えることができた」と安堵し、昨シーズンのリベンジへ自信をのぞかせた。
「今の琉球は本当に層が厚くて、どこからでもクリエイトできるのが僕たちの強み。その強みを40分間出せれば、どのチームにも負けないと思っています」

悔しさを味わったファイナルの舞台に戻り、リベンジできるか [写真]=B.LEAGUE
活躍の場を琉球に移して3シーズン目。今や岸本隆一、田代直希に引けを取らないチームの中心選手となった。「昨シーズンは初のファイナルまでいけましたけど、本当に悔しい思いをしましたし、僕個人としてもあの光景を忘れたことはない」と話すエースは、ここ一番の得点だけでなく、ハンドラーやディフェンス、リーダーシップにおいても真価が問われる。
■クォーターファイナル(vs名古屋ダイヤモンドドルフィンズ@沖縄アリーナ)
第1戦:5月12日(金)19:35開始
第2戦:5月13日(土)18:05開始
第3戦:5月15日(月)19:35開始※結果により開催されない可能性あり
■ロスター
・琉球(HC:桶谷大)
ジョシュ・ダンカン
コー・フリッピン
アレン・ダーラム
渡邉飛勇
松本礼太
岸本隆一
松脇圭志
田代直希
今村佳太
カール・タマヨ
小野寺祥太
ジャック・クーリー
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