届かなかった有明での天皇杯…琉球・今村は「いい経験にしないといけない」

天皇杯準優勝を「いい経験にしないといけない」と語った今村［写真］＝兼子愼一郎

バスケットボールキング編集部

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　3月12日、「第98回天皇杯全日本バスケットボール選手権大会」の決勝戦が行われ、琉球ゴールデンキングスと千葉ジェッツが有明コロシアムで対戦した。この試合では、琉球は千葉Jの積極的な攻撃を抑えられず、序盤からリードを許すことに。岸本隆一や今村佳大らガード陣の活躍もあり、一時は4点差まで詰め寄ったが、最後まで逆転はかなわず87－76で敗れた。

　試合後、インタビューで「僕個人の感想としては場数が違うなというふうに感じた」と話した岸本は、千葉Jとの差を痛感。「戦術とかでは説明できない部分が、こういう場所で何度も戦っているチームとの差なのかなと思いました」と、悔しさをにじませながら語った。

千葉Jに対して「場数が違う」と感じたという岸本［写真］＝兼子愼一郎

　一方の今村は「1ポゼッションに対する大切さをコートで表現していたのが千葉さんだった」と回想。続けて「どんなことがあっても（千葉Jが）自分たちのやるべきことを貫き通した結果が僕たちの負けだと思う」と話し、「そこのタフさを僕たちが身につけない限りは、レギュラーシーズンもそうですし、チャンピオンシップでの優勝もありえない」と危機感を持ってコメントした。

　加えて、今村は2021－22シーズンのチャンピオンシップ、そして今回の天皇杯での準優勝と、タイトルにあと一歩届かない現状についてもコメント。「何回もいい経験にしなきゃいけないと言うのは歯がゆいですが、これはしっかりといい経験にしないといけないと思います」と、再起を誓った。