2023.06.30

田中大貴の新天地はサンロッカーズ渋谷に決定「必要としてくれている人のもとでプレーしたい」

A東京からSR渋谷への移籍が発表された田中[写真]=B.LEAGUE
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 サンロッカーズ渋谷は6月30日、アルバルク東京から自由交渉選手リストに公示されていた元日本代表の田中大貴と、2023-24シーズンの選手契約に合意したと発表した。

 現在31歳の田中は、193センチ92キロのシューティングガード。東海大学在学中にキャプテンとしてチームを優勝に導くと、2014年にNBLのアーリーエントリー制度でトヨタ自動車アルバルク東京(現アルバルク東京)に入団。以来、A東京で活躍し、Bリーグ初の2連覇もたらすなどチームに貢献。自身も年間ベストファイブやファイナルMVPをはじめとした数々のタイトルを獲得している。2022-23シーズンは、1月に腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けた影響で14試合の出場にとどまったが、1試合平均7.6得点1.2リバウンド2.9アシストをマークした。

 今回の移籍発表に際して、田中は「大学を卒業してからこのチームで9年もの間、ファンの皆様とともにチャンピオンを目指して戦えた事を誇りに思っています。常に支えてくれたファンの皆様には本当に感謝しております」とA東京を通じてコメント。また、「今回の決断が簡単ではなかった事は言うまでもありません」としつつ、「自分が納得して楽しいと思えるところで、自分の事を本当に必要としてくれている人のもとでプレーがしたいと思いました。人生必要な時に必要な事が起こると思っています」と移籍を決断した理由も明かした。

 新天地となるSR渋谷は、A東京で4シーズンともに戦ったルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチが就任するなど、大きな変化を迎えて2023-24シーズンに挑む。田中は「自身がよく知るコーチが新しくチームを作っていく中で、できる事はたくさんあると思っています。簡単な道のりではないですが、このチームにはしっかりとしたビジョンがあります。優勝を目指すにあたり、できる事は何でもやりたいという気持ちです。サンロッカーズファンのみなさまもともに戦ってくださればありがたいです」と、SR渋谷ブースターへ呼びかけた。

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