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12月24日、「SoftBank ウインターカップ2019 令和元年度 第72回全国高等学校バスケットボール選手権大会」は大会2日目を迎え、第2試合には大会2連覇を狙う岐阜女子高校(岐阜県)が登場。1回戦、高岡第一高校(富山県)に勝利した市立尼崎高校(兵庫県)と対戦した。
この試合、岐阜女子の機先を制しようと市立尼崎が3-2のゾーンディフェンスを試合開始から繰り出した。しかし岐阜女子は慌てない。試合後の囲み会見で、岐阜女子の安江満夫コーチは「何か仕掛けてくるかもしれないと考えていました」と明かしてくれた。
岐阜女子は大角地黎の3ポイントシュートで先制すると、すかさず林真帆も続き、自身のペースで試合を進めていく。市立尼崎は川上真白の3ポイントシュートやドライブで対抗しようとするが、岐阜女子が第1クォーターを31-16で大量リードを奪った。
試合後、安江コーチは「まずはこれから。一つずつです」とコメント。「やっぱり(初戦ということもあり)選手が硬かったかなと思います。そこは高校生ですから今日は全員コートに立たせることが狙いでした。ただ、エスタ(イベ・エスタ・チカンソ)はこれからの戦いもあるので無理はさせませんでした」とにこやかに試合の感想を述べた。
大会ナンバー1司令塔と呼び声の高い岐阜女の藤田は、昨年ケガのためウインターカップのコートに立っていない。自身1年生以来の冬の舞台となったが、「初戦をしっかり入ろうと思っていたこともあったのかもしれませんが、緊張しました」と笑顔を見せた。
「相手がゾーンディフェンスを敷いてきたので、今日はシューターを生かすようにゲームコントロールしました。インサイドを絞って守るゾーンだったので、外を生かした方がいいと思って。シューターが当たっていたこともあったので、それを生かしました」と冷静に分析。「ただ今日の試合を見て対戦手は外のシュートを警戒してくると思うので、次からはしっかりとセンターを生かし、なおかつドライブを入れながらゲームをコントロールしたいと思います」とこれからの戦い方も教えてくれた。
安江コーチは「(決勝で)桜花学園高校(愛知県)と戦うためにも階段を一歩ずつ上がるように」と今大会も1試合ずつきっちり試合に臨むことを強調。確実に大会連覇を狙う所存だ。