2018.06.19

1勝1敗の強化試合をプラスに捉えるファジーカス「波長を合わせる意味でも良かった」

第2戦では12得点にとどまったニック・ファジーカス [写真]=小沼克年
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 6月17日にゼビオアリーナ仙台で「バスケットボール男子日本代表国際強化試合 2018」が行われ、男子日本代表チームが韓国代表と対戦。15日の第1戦では88-80で勝利を収めたものの、第2戦では韓国のオフェンスを止めることができず87-99で敗れた。

 第1戦では、ゲームハイの28得点に加え、13リバウンドで“ダブルダブル”を記録したニック・ファジーカス川崎ブレイブサンダース)だったが、「自分がボールを持ったら、常に目の前に誰かがいたし、自分がワイドオープンでシュートを打つことは少なかった」と話したように、この日はタイトなディフェンスを前に12得点という控え目な数字に終わった。

 韓国との強化試合2戦を「相手はいいチームだとわかっていたので、この2試合を戦えたことが自分たちの波長を合わせるという意味でも良かったと思う」と振り返り、「自分がボールをもらって、どこで一番効果的に攻めることができるのかなどをしっかり見つけていきたい」と修正点を語った。

 また、29日の「FIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区予選 1次予選」Window3で対戦するオーストラリアを「とてもフィジカルが強いチーム」と評す。

「大事なのは相手のフィジカルにしっかりマッチして、リバウンドやルーズボール、フィフティーフィフティーのボールをどれだけ取れるかに(勝敗は)かかってくると思う」

 第2戦が行われた17日は、日本人として迎えた初めての誕生日。「32歳はいい年でしたが、33歳はもっといい年にしたいと思う」と力強く語った。

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