2018.09.01

「色々なことがあった」アジア大会、ベテランの太田敦也「日本を背負っている自覚を再認識」

今大会は主将としてチームを引っ張った太田[写真]=小永吉陽子
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 8月31日、男子日本代表チームがインドネシア代表との「第18回アジア競技大会(夏季大会)」7位決定戦に臨み、84-66で勝利した。

 第3クォーター終了時点でわずか3点リードだったが、最後の10分間で27-12と突き放した日本。今大会、辻直人川崎ブレイブサンダース)とともにキャプテンを務めた太田敦也三遠ネオフェニックス)は、「立ちあがりはあまり良くなかったんですけど、後半は流れが悪いときに辻が3ポイントを決めてくれたり、天傑(張本/名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)、(シェーファー)アヴィ(幸樹/ジョージア工科大学)がリバウンドを取ってしっかり走ってくれた。皆んなでつないで、勝利に持っていけたので良かったです」と仲間を称えた。

 大会期間中、日本は永吉佑也京都ハンナリーズ)、橋本拓哉大阪エヴェッサ)、佐藤卓磨滋賀レイクスターズ)、今村佳太新潟アルビレックスBB)の不祥事により、予選リーグ最終戦からの4試合を8人で戦い抜いた。

「本当に色々なことがあって、今いるメンバーとスタッフで団結して最後まで戦ってきました。それは僕たちだけの力じゃなくて、日本選手団の皆さんだとか、応援してくださる国民の皆さんに力をいただいて最後まで戦えました。それが最後に勝利という形になったので本当にお礼を言いたいと思います」

「ありがとうございます」

 現在34歳でチーム最年長の太田は、2011年からフル代表で活躍するベテランだ。「『日本の国旗を背負っている』という自覚、皆さんの代表としてコートで戦っているということを認識しながらやなきゃいけないということは再確認しました」とも話した。今大会が終わっても、今月末にはBリーグの開幕、代表としては「FIBAバスケットボール ワールドカップ2019 アジア地区 2次予選(Window4)」の初戦が9月13日に迫っている。チームの大黒柱は「(また代表に)選んでもらえるかもしれないので、これからも練習からしっかりやっていきたい」と次の戦いに標準を合わせる。

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