2022.07.06
7月1日から3日にかけて、オーストラリアのジョン・ケイン・アリーナで男子日本代表(FIBAランキング38位)の「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」Window3が行われた。
日本は1日にオーストラリア代表(同3位)を相手に46点差の大敗を喫したものの、3日のチャイニーズ・タイペイ代表(同69位)で89-49の快勝。1次ラウンドの6試合を2勝4敗で終えた。
Window3終了後、トム・ホーバスヘッドコーチが日本バスケットボール協会(JBA)を通じてコメント。指揮官は「Window3は波がありました。オーストラリア戦は全く良くなかったけど、チャイニーズ・タイペイ戦は自分たちのバスケットを見せることができたと思います」と総括し、大勝したチャイニーズ・タイペイ戦について「ショットチャートを見て、ロング2が0本だったこと、フリースローが19本も決まったことはいいと思います。そういう意味でアグレッシブにドライブできた」と振り返った。
チャイニーズ・タイペイ戦はチーム全体で43本の3ポイントシュートを試投し、そのうちの12本を成功。「本数が多かったと思いましたが、ノーマークシュートもあり、それが決まりませんでした。改善していきたいです」と課題を述べた。
日本代表デビューを飾り、2試合ともチーム最多得点を記録した富永啓生(ネブラスカ大学)を「ステップアップした」と評価。「3ポイントシュートだけではなく、ペイントアタックもやっていました。ディフェンスは思ったより良かったと感じました」と続けた。
さらに、河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)、テーブス海(滋賀レイクスターズ)、井上宗一郎(サンロッカーズ渋谷)、吉井裕鷹(アルバルク東京)といった新戦力に加え、須田侑太郎(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)、佐藤卓磨(千葉ジェッツ)の名前を挙げた。
「河村はディフェンスで5本のスティールを奪って、早いリズムを作ってくれました。すごく良かったと思います。もっとシュートチャンスがあったのかなと。テーブスはアグレッシブなディフェンス、ペイントアタックからいいパスを出していました。ターンオーバーも少なかった。彼もいい仕事を果たしたと思います。須田は自分自身の役割をよく理解しています。シュートだけではなく、オールコートディフェンスのプレッシャーもすごく良かったと思います。井上にとってはいい経験になったのかなと。ミスが何度かありましたけど、リバウンドが良かった。吉井と佐藤は3番(スモールフォワード)で起用しましたけど、2人とも大きいのでリバウンドを頑張ってくれて、ディフェンスも良かった。2人はいい感じ」
最後に「このチームに、渡邊(雄太/トロント・ラプターズ)と富樫(勇樹/千葉)を入れて、またチームを作っていきます」と、12日からインドネシアのジャカルタで開催される「FIBAアジアカップ2022」に向けて話した。
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