2022.08.08

イランへのリベンジ誓う河村勇輝「スピードあるオフェンスやアグレッシブなディフェンスを」

イラン戦への意気込みを語った河村勇輝[提供]=日本バスケットボール協会
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 8月8日、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023アジア地区予選 Window4」の直前合宿に参加している河村勇輝横浜ビー・コルセアーズ)が、記者会見に応じた。

 7月に行われたワールドカップ予選Window3のチャイニーズ・タイペイ戦でA代表デビューを果たし、その後のアジアカップではディフェンスにアシストとマルチな活躍を見せた河村。「アジアのガードはサイズがあって動ける印象でしたが、それでもやれた感覚はあるし、平面でのディフェンスは頑張れた」と胸を張ったが、「高さへの対応はうまくやっていかないといけません」と課題を残した代表戦だったようだ。

 アジアカップでは5試合すべてでベンチからの出場となったものの、初戦のカザフスタン戦は8アシスト2スティール、準々決勝オーストラリア戦では6アシスト3スティールと好パフォーマンスを披露。持ち味を十分に発揮したが、その一方で得点は伸び悩んだ。得点について本人は「タイミングと役割」と語り、「(得点かアシストかは)瞬時に判断できるように意識している。バランスよく掛け合わせながら取っていきたい」とした。

 8月13・14日に行われる「Softbankカップ」で対戦するイランは、アジアカップのグループステージで敗れた因縁の相手。218センチの長身を誇るハメッド・ハッダディを中心とする高さを生かした攻撃が予想されるが、河村は「トムさんのバスケットはサイズが関係ないので、それ(高さ)の心配を僕たちがする必要はない」と言い放ち、「強みであるスピードを生かしたオフェンスやアグレッシブなディフェンスをぶらすことなくやっていきたい」と語った。

 河村は6月上旬に開催された「2022年度男子日本代表チーム ディベッロプメントキャンプ」から日本代表の活動に参加。約2カ月間ホーバスヘッドコーチのもとで練習しているだけあって戦術理解度は高い。理解度の高さを生かし、「2カ月間学んできたことを浸透させていく選手の一人になりたい」とチームの潤滑油になる考えだ。

 長らくの代表活動を経て大きく成長した河村。アジアの強敵相手にどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、大きな注目が集まる。

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