1次Rを終えて「やれた部分とやれなかった部分が明確」…馬場雄大、貴重な1勝に「希望しかない」

前回大会とは違い、勢いを持ったまま順位決定戦に挑む [写真]＝伊藤大允

バスケットボールキング編集部

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　8月29日に沖縄アリーナで「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」の1次ラウンド最終戦が行われ、グループEでは男子日本代表（FIBAランキング36位）がオーストラリア代表（同3位）を相手に89－109で敗戦。1次ラウンドを1勝2敗の3位で終え、17－32位決定ラウンドへ進むことが決まった。

　馬場雄大は18分35秒のプレータイムで5得点1リバウンド3アシストを記録。ディフェンスではジョシュ・ギディー（オクラホマシティ・サンダー）のマークマンを任された。23点ビハインドで試合を折り返したが、後半のスコアだけを見れば54－52。「今までの僕たちだったら、オールスターのようなオーストラリアに対して、戦い抜くことすらできなかったと思います。負けはしましたけど、40分間戦いきることができました」と、敗れはしたものの、チームとしての成長を感じているようだ。

　マッチアップしたギディーには26得点11アシストを献上。203センチ93キロの体格を誇るNBA選手との対戦では「ドライブを止める」役割をチームから与えられていたというが、「彼はパスもうまい。彼を止められても、そこから（パスが出て）第2、第3とオフェンスが繰り返されました。彼が起点だったので、僕の責任だと思います」と振り返った。

　最大27点差を最終的に20点差まで縮めた。「チームとしての勢いは消えていません」と馬場は胸を張り、「僕たちの目標は1つ、パリオリンピックの切符をつかむこと。1試合、1試合チームで戦いたいです」と意気込み。前回大会では「壁に直面して、ダラっとした感じで順位決定戦にいってしまったイメージ」だったというが、「今回はやれた部分とやれなかった部分が明確です。そこを詰めることで、3勝で終えることを目指しています」と、予選ラウンドで出た課題を活かして順位決定戦に挑む。

「ここまでくると、アジア勢の勝敗も見ているし、そのなかで僕たちが1位。希望しかないですね」。29日時点で日本を除くアジア勢はいずれも未勝利。1勝のアドバンテージを持って、運命の2試合を戦う。

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