2024.02.23
2月21日、バスケットボール男子日本代表(FIBAランキング26位)が有明コロシアムで「FIBAアジアカップ2025予選 Window1」の前日練習を実施。22日のグアム代表(同76位)戦のロスターに入った河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)がメディアの取材に応じた。
河村は今シーズンここまでB1リーグ全39試合に先発出場し、リーグトップの1試合平均22.8得点をマーク。昨夏の「FIBAワールドカップ2023」以来となる国際公式戦へ向けてコンディションは良好なようで、「日本代表として試合ができる機会は少ないですし、こういった機会には本当に感謝しなければいけない」と、日の丸の重みを噛みしめるように話した。
22日に対戦するグアム代表は、ランキング上では格下にあたるものの、「体のサイズだったり身体能力は世界トップレベルのチームと遜色ない。格下どうこう関わらず、自分たちのより良いバスケットを常にやっていくことで、今回のアジアカップ予選2連戦が(パリ五輪へ向けた)良い調整になると思う。常に自分たちにフォーカスしながらやっていければ」と引き締めた。
チームとしては、昨夏のワールドカップからレベルアップを図る中、帰化選手のジョシュ・ハレルソン(佐賀バルーナーズ)がグアム戦でキャリア初の日本代表ロスター入りを果たした。コート上で司令塔の役割を担う河村は、「ハレルソン選手とホーキンソン選手(サンロッカーズ渋谷)は同じ帰化選手でもプレースタイルが変わってくる。ハレルソン選手とは初めて合宿しましたけど、コミュニケーションとりながら、彼が最大限生きるような形でプレーできれば良いなと思います」と“新戦力”とのさらなる連係強化を図る構えだ。
また、ワールドカップではチーム最年少だったが、今回は22歳の河村より年下の金近廉(20=千葉ジェッツ)と、川島悠翔(18=NBAグローバルアカデミー)もロスターに名を連ねた。「僕もトムさん(ホーバスHC)がヘッドコーチになってから長くプレーしている選手の1人なので、HCからのアドバイスだけじゃなくて、選手からのアドバイスというところもやっていくことが合宿でのレベルアップにつながっていくんじゃないかと思っている。そこは意識しています」と、チーム内での“橋渡し役”も務めていることを明かした。
22日のグアム代表戦を終えれば、25日には長らく主要国際大会で勝てていない中国代表(同29位)と激突。パリ五輪“ベスト8”を目標を掲げる日本代表にとっては、“真剣勝負”ができる貴重な調整機会となる。今回の国内2連戦について、河村は「そんなに簡単な試合にはならないと思いますけど、勝つことは大事だと思いますし、あとは勝ち方の部分でどれだけ良い内容で成長していけるかというところが大切になってくると思います」と、その重要性を語った。
試合の模様は、いずれもDAZNおよびTVerにてライブ配信されるほか、22日19時5分ティップオフ予定のグアム代表戦はBS日テレ、25日14時ティップオフ予定の中国代表戦はテレビ朝日系列にて生放送される。
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