2023.08.14

山﨑一渉が“粋な計らい”を受けて日本のコートに…大ケガからの復帰へ「絶対に乗り越えられる」

ラドフォード大がWUBS参戦のため来日したものの、山﨑一渉はケガのため欠場した [写真提供]=WUBS
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 8月10日から13日にかけて国立代々木競技場 第二体育館で開催された「Sun Chlorella presents World University Basketball Series(WUBS)」は、決勝で白鷗大学を下した国立政治大学(NCUU/チャイニーズ・タイペイ)が優勝を飾った。

 NCAAディビジョン1から参戦のラドフォード大学は3位で大会を終了。大会前に右ヒザ前十字靭帯断裂、内側側副靭帯損傷、半月板損傷という大ケガを負った同大の山﨑一渉はプレーする機会こそなかったが、13日に行われた試合ではスタメン5人とともに名前を呼ばれ、大きな拍手を受けながらコートに姿を見せた。

“粋な計らい”を受けた山﨑は試合後、「皆さんに応援してもらっていると実感することができました」とコメント。ケガの痛みはないようだが、今後は手術を受けて、リハビリに取り組んでいくことになる。「ツラいこともあると思いますけど、1人ではないので。日本でも応援してくれる人がいるのを改めて感じました。コーチやチームメートにも恵まれているので、絶対に乗り越えられると思います」と決意を口にした。

 チームには山﨑以外にもケガ人がいて、万全な状態ではなかったという。それでも、彼は異国で戦ったチームメートを「自分たちのバスケットを遂行しようと、最後までプレーしていました」と称えた。

 山﨑にとっては悔しい日本凱旋になっただろう。「しっかりと乗り越えて、また成長した姿でコートに帰ってきます」と話し、復帰に向けての第一歩を踏み出した。

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