2023.08.12

白鷗大がディフェンスでアテネオ大を圧倒…NCCUが待つ決勝進出を決める

15得点を挙げた白鴎大学の脇[写真]=小沼克年
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 8月12日に国立代々木競技場 第二体育館で「Sun Chlorella presents World University Basketball Series(WUBS)」が行われ、白鷗大学アテネオ・デ・マニラ大学(フィリピン)と対戦した。

 試合は佐藤涼成のゴール下からの得点でスタート。佐藤は続け様に3ポイントも沈めるも、その後は白鷗大のオフェンスが停滞して、逆転を許してしまう。それでも脇真大のファウルを受けながらの得点や、佐伯崚介の2連続3ポイント、ジョエル モンガの華麗なスピンからの得点で食らいつき、16-18で第1クォーターを終える。

 続く第2クォーター、白鷗大は果敢なプレスディフェンスから流れを掴み、陳岡流羽の得点で逆転に成功。その後はリードチェンジを繰り返す展開となるも、内藤晴樹や佐伯の3ポイント、終了間際の脇の得点で35-33と白鷗大が2点リードして前半を終える。

白鷗大学はディフェンスから流れを掴んだ[写真]=小沼克年


 後半の立ち上がり、白鷗大はタイトなディフェンスと佐藤の3ポイント、シソコ ドラマネのゴール下からの得点でリードを広げる。しかし、第3クォーター残り4分49秒時点で得点源の脇が4つ目のファウルを犯してしまい、一時ベンチに下がることに。その後は互いに得点がほとんど生まれず、43-40と白鷗大の3点リードで最終クォーターへ。

 迎えた最後の10分間、白鷗大は相手の3ポイントにより開始早々に追いつかれながらも、ポーグ健の3ポイントやドライブ、ドラマネのゴール下で再びリードを広げる。さらに、八重樫ショーン龍や陳岡の得点も生まれて点差は一気に2ケタへ。

 その後も白鷗大学は、タイトなディフェンスで何度も相手のターンオーバーを誘い、主導権を譲り渡さず。最終スコア73-58で快勝を収め、決勝戦へと駒を進めた。

 白鷗大は脇が9本のフリースローを含む15得点、佐伯が3本の3ポイントを含む12得点で続き、モンガと佐藤も10得点を挙げた。13日に行われる決勝戦ではチャイニーズ・タイペイの国立政治大学(NCUU)と対戦する。

■試合結果
白鷗大学 73-58 アテネオ・デ・マニラ大学
白鷗大学|16|19|8|30|=73
アテネオ大学|18|15|7|18|=58

[写真]=小沼克年

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