2023.08.04
びわこ成蹊スポーツ大学は7月10日、滋賀県庁で男子バスケットボール部・小野秀二総監督の就任会見を行った。
小野総監督は秋田県出身の65歳。1988年に愛知学泉大学で監督に就くと、2000年以降はトヨタ自動車アルバルク、日立サンロッカーズ渋谷、アースフレンズ東京Zの3クラブでヘッドコーチを歴任。能代工業高校で指揮を取った他、大阪エヴェッサアカデミーの校長兼U15ヘッドコーチも務めるなど、育成年代からプロまで豊富な指導経験を持つ。今年6月にはバンビシャス奈良のヘッドコーチに就任したことが発表されていたが、今回は兼任する形でびわこ成蹊スポーツ大学の総監督に就任することが実現した。
かつてBリーグのチェアマンも務めた大河正明学長は、「毎日指導に来られるわけではないが、(2022年に就任した元Bリーガーの)佐野太一監督が立派なヘッドコーチに成長する過程において、小野氏のような経験豊富な方に練習メニューの考案や選手との接し方など、教えていただけることは大変心強いし、スケジュールが合えばベンチ入りもしていただき、さらなるサポートをお願いしたい。また、今回の強化で『びわスポのクラブ強豪化は本気なんだ』と思っていただきたい」と、小野総監督が就任した狙いを説明した。
小野総監督は「私のミッションとしては、選手がコート上で最高のパフォーマンスを出せるように、オンザコートだけでなく、オフザコートも含めて、これまでの35年の指導キャリアの経験値から伝えていきたいと思っている。また、佐野監督を選手当時から知っており素晴らしいプレーヤーだと思っているが、コーチとしてはまだ2年目ということで、そのサポートを担うことも私のミッションだと認識している」とコメント。
兼任の難しさについては、「重々承知の上で、これは私にとっての『挑戦』でもあると認識している。年齢もあるが、まだまだ挑戦したいという気持ちがある」と思いを語り、バンビシャス奈良とびわこ成蹊スポーツ大学の連係についても、「学生にとってはメリットのあることなのでお互いのタイミングが合えば実施したいと思う」と前向きな姿勢を示した。
同大の男子バスケットボール部は関西学生バスケットボールリーグの2部に所属。経験豊富な指導者を招へいし、初の1部昇格を目指す。
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