2022.02.14
2月13日、「FIBA女子バスケットボールワールドカップ2022(以下ワールドカップ)予選」、日本対ボスニア・ヘルツェゴビナがおおきにアリーナ舞洲(大阪市)で行われた。
9月にオーストラリアで開幕するワールドカップへの出場権をかけたこの大会、その初戦でカナダを破った日本は、馬瓜ステファニー(トヨタ自動車アンテロープス)、渡嘉敷来夢(ENEOSサンフラワーズ)、林咲希(ENEOS)、宮崎早織(ENEOS)、赤穂ひまわり(デンソーアイリス)が変わらずスターターを務めた。
日本は林の3ポイントで先制すると、中盤には赤穂が長距離砲を沈める。その後、ボスニア・ヘルツェゴビナにリードを奪われるも、髙田真希(デンソー)と近藤楓(デンソー)の3ポイントが立て続けに決まり、日本が逆転に成功する。さらに馬瓜がスティールから追加点を奪うと、再び林が外角シュートをヒット。終盤には宮崎もドライブから得点を重ね、23-20で第1クォーターを終えた。
続く第2クォーター、林の3ポイントと馬瓜のレイアップで得点した日本だったが、中盤に相手エースのジョンケル・ジョーンズの長距離砲で逆転されてしまう。しかし、日本はここから得点ペースを上げ、オコエ桃仁花(富士通レッドウェーブ)、林、赤穂が次々と3ポイントの雨を降らせる。終了間際には山本麻衣(トヨタ自動車)も外角からシュートを沈め、46-38と日本がリードして試合を折り返した。
迎えた第3クォーター、開始から髙田が一人で7得点を奪ってチームをけん引。中盤以降、日本は再びオコエ、林、三好南穂(トヨタ自動車)らの3ポイント攻勢で得点を重ねる。終盤にも赤穂が長距離砲を沈めて相手を突き放すが、直後にジョーンズに3ポイントを決め返され、70-64と点差を詰められて最終クォーターへ。
勝負の第4クォーター、赤穂の得点や山本の3ポイントで、なんとかリードを保つ日本だったが、中盤にはジョーンズのシュートで再び逆転されてしまう。その後も相手エースを止められず、終盤には7点のビハインドを背負うことに。それでも日本は、林の3ポイントと馬瓜のレイアップで、試合残り53秒に2点差まで詰め寄る。しかし、その後は追加点を奪えず、最後はダメ押しの3ポイントを決められ、82-87で日本が惜敗した。
個人スタッツでは、林が7本の3ポイントを決めて21得点、赤穂が14得点7リバウンド、髙田が10得点をマーク。日本は46.5パーセントの高確率で計20本もの3ポイントを沈めたが、相手エースのジョーンズに36得点23リバウンドと躍動され、惜しくも敗れることとなった。
■試合結果
日本 82-87 ボスニア・ヘルツェゴビナ
日 本|23|23|24|12|=82
ボスニア・ヘルツェゴビナ|20|18|26|23|=87
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