2025.07.03

Bリーグ10周年へ島田チェアマンが想い語る…“JBA会長候補”についても言及

『島田のマイク』第243回が配信
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 7月3日、Bリーグ・島田慎二チェアマンのポッドキャスト番組『島田のマイク』第243回が配信。『りそなグループ B.LEAGUE 2025-26 SEASON』開幕カードの注目試合や、Bリーグ創設から10周年となる記念に予定されている企画について語った。

 7月1日に開催されたB.LEAGUE 10th ANNIVERSARY概要発表会見で明かされたテーマ『夢を、語れ』に込めた想いを、島田チェアマンは「ちょっと青臭いですけど、ここまできてさらに次の10年、20周年目にもっと想像できない境地に辿り着くためにも、みんなで夢を語らないといけない」と、さらなる飛躍への強い意志を込めたものであると熱く説明。またテーマ設定の背景には、日本バスケ界が長く日の目を見なかった時代を経て開花した現在だからこそ「(壮大な夢も)諦めずに頑張ればなんとかなるんじゃないか」という業界関係者の信念があると語った。

 番組本編では、合わせて発表となった今シーズン開幕カードの話題に。まず注目したのは10月3日にTOYOTA ARENA TOKYO(トヨタアリーナ東京)で行われるアルバルク東京vs宇都宮ブレックス。収容客数約1万人の“夢のアリーナ”柿落としゲームとなるが、強豪クラブと昨シーズン王者の激突に「(チームとファンの熱量が高い)まるでファイナルさながらの感じになるんじゃないですか」と、最高潮の盛り上がりを予感する島田チェアマン。

 10月4日に行われる名古屋ダイヤモンドドルフィンズvsレバンガ北海道は、開業したばかりのIGアリーナでの開催に加え、今シーズンより北海道に加入した富永啓生にとって地元・名古屋での凱旋試合となる。島田チェアマンは「ここは満員でしょう」と、現時点でBリーグ最大規模の1万5000人を収容可能なアリーナの観客動員数に期待を募らせた。2024-25シーズンのB1・B2含めた総入場者数は484万人を超える結果となったが、それを上回るシーズンとなるかどうか、開幕節での各地の盛り上がりにも注目が集まる。

 番組終盤にはBリーグ10周年記念企画についても言及された。20周年を迎えるプロ野球・福岡ソフトバンクホークスとのアニバーサリーコラボレーションや、『ココロ、ダムダム!』を合言葉としたキッズ向けのYouTube番組立ち上げ、さらに親子向けのプログラム『INFRONEER B.Hi TOUCH』と2026年春に公開する『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』のコラボレーション、スペシャルムービーの公開など、多彩な取り組みが紹介された。各種企画は特設サイトで随時情報がアップデートされるという。島田チェアマンは「ファンの皆さんに楽しんでいただけるようなことを企画したりとかね、盛りだくさんですよ」と、多数の企画が進行中であることを明かした。

 また、島田チェアマン自ら、自身が日本バスケットボール協会(JBA)の会長候補に挙げられたことについても言及。「9月末にJBA評議員会で承認されないと正式(に会長就任)ではない。あくまで私は候補者なので、今の段階で多くを語ることはない」と前置きしつつも、「決まったら二刀流で大変ですけど、その時には皆さんのご期待に応えられるように頑張りたいなと思っています」と抱負も口にした。

 今回のエピソードでは、B2 PLAYOFFS 2022-23セミファイナル以来の対戦となるアルティーリ千葉vs長崎ヴェルカ戦への興奮や、様々な努力の積み重ねにより無料招待に頼らない入場者数向上を実現していることなどについて語られた。

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