2021.06.30

男子バスケの東京五輪へ向けた最終予選がスタート…カナダやセルビアなどが白星

カナダがウィギンスの活躍で白星発信[写真]=fiba.com
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 バスケットボール男子の東京オリンピック出場へ向けた最終予選が30日、セルビア・クロアチア・リトアニア・カナダの4カ国でスタートした。

 この最終予選には23カ国が4会場に分かれて参加。グループリーグ制とトーナメント制が併用され、各開催国から1チームが東京オリンピックの出場権を得ることとなる。なお、すでに日本、ナイジェリア、アメリカ、アルゼンチン、イラン、スペイン、フランス、オーストラリアが出場権を獲得している。

 セルビアのベオグラードで行われたセルビア対ドミニカは、94−76でセルビアが勝利した。ボバン・マリヤノビッチ(ダラス・マーベリックス)がチーム最多の18得点を挙げたほか、ネマニャ・ビエリツァ(マイアミ・ヒート)が12得点を記録し、白星スタートを切った。

マリヤノビッチが18得点10リバウンドをマーク[写真]=fiba.com


 クロアチアのスプリトでは2試合が行われ、ドイツが82−76でメキシコに勝利したほか、ブラジルが83−57でチュニジアを破った。ドイツはイザック・ボンガ(ワシントン・ウィザーズ)がスタメン出場を果たし、13得点をマーク。モリッツ・ワグナー(オーランド・マジック)が11得点5リバウンドを挙げた。

ワグナーはベンチ出場ながら11得点5リバウンドを挙げた[写真]=fiba.com


 リトアニア・カウナスでも2試合が開催。リトアニアが76−65でベネズエラに勝利した。ヨナス・バランチュナス(メンフィス・グリズリーズ)が20得点11リバウンドとダブルダブルを達成し、ドマンタス・サボニス(インディアナ・ペイサーズ)が12得点8リバウンドをマークした。また、ポーランドが83−64でアンゴラを破った。

リトアニアのバランチュナスがダブルダブルを達成[写真]=fiba.com


 カナダのビクトリアで行われた試合では、地元・カナダが97−91でギリシャを撃破。アンドリュー・ウィギンス(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)が23得点、RJ・バレット(ニューヨーク・ニックス)が22得点とチームをけん引した。また、トルコとウルグアイが対戦し、95−86でトルコが白星を飾った。ウルグアイは川崎ブレイブサンダースに所属するマティアス・カルファニが先発出場し、チーム2番目の16得点を挙げたが、惜しくも敗れた。

川崎のカルファニが先発出場で16得点を挙げた[写真]=fiba.com

 ■試合結果
・セルビア(ベオグラード)
セルビア 94−76 ドミニカ

・クロアチア(スプリト)
ドイツ 82−76 メキシコ
ブラジル 83−57 チュニジア

・リトアニア(カウナス)
リトアニア 76−65 ベネズエラ
ポーランド 83−64 アンゴラ

・カナダ(ビクトリア)
カナダ 97−91 ギリシャ
トルコ 95−86 ウルグアイ

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