2025.01.14
突如としてカリフォルニア州ロサンゼルスを襲った大規模な森林火災。パリセーズ火災では約93平方キロ、イートン火災では約57平方キロがそれぞれ焼失し、合計24人の犠牲者、さらに16人が消息不明と甚大な被害を及ぼしている。
この被害を受けて、地元のシンボルであるロサンゼルス・レイカーズは、地域社会支援のために、1月14日(現地時間13日)から『クリプト・ドットコム・アリーナ』で開催される試合より寄付活動を開催する。
プレスリリースによれば、レイカーズはロサンゼルスの食品バンクをサポートするべく、ファンに新品または未開封の物品寄付を呼びかけ。食品類はプロテインバーやフルーツミックス、100%ジュースなど栄養価の高いものが対象となり、非食品類では歯磨き粉や歯ブラシ、水のいらないシャンプー、デオドラントなど各種ケア用品のほか、毛布、靴下、手袋をはじめとする防寒具、ライフラインに欠かせないモバイルバッテリーなどを受け付ける。
さらに『ESPN』のデイブ・デイブ・マクメナミン記者によると、レイカーズはロサンゼルス・クリッパーズや、サクラメント・キングスを含むロサンゼルスの地元スポーツチーム11球団と手を取り合い、この火災における被害者たちに800万ドル(約12億6000万円)以上の寄付ならびに球団にまつわる衣類の提供を約束。発表にともない公開されたステートメントには、以下の内容が記されている。
「ロサンゼルスおよび周辺地域の住民が、この地域で発生した壊滅的な火災からの長い復興の道のりを歩み始めるべく、エンジェル・シティFC、エンゼルス、チャージャーズ、クリッパーズ、ドジャース、ダックス、ギャラクシー、キングス、LAFC、レイカーズ、ラムズ、スパークスの12球団は、被災者や火災と闘う人々を支援するために、総額800万ドル以上の寄付を行うことを誓います」
また、NBA球団関係者にも被害者は少なくなく、レイカーズを率いるJJ・レディックHCも今回の火災により、自宅を失っている。しかし、現在の状況に下を向くことなく、レイカーズの一員としてコミュニティのためにゲームを戦い、今こそスポーツの力を示すときだと力強いメッセージを残している。
現在、消防隊はアメリカ全土に加え、カナダやメキシコからも応援に駆けつけている。未だ終息の見通しが立たない西海岸の大火災。1日でも早い終息をただただ願うばかりだ。
文=Meiji
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