2025.09.03
いよいよ本格的な世代交代に突入したNBA。依然として殿堂入り確定のベテランたちもコートで猛威を振るっているが、各種個人賞や『NBA 2K』のパッケージデザインを見ても、中堅世代の存在感が際立っている。
しかし、次なるスター候補たちの台頭も著しく、ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)やルカ・ドンチッチ(ロサンゼルス・レイカーズ)にも気を抜く余裕はない。
以下では、2025-26シーズンの開幕に先駆けて、さらなるブレイクに期待のかかる注目の若手をリストアップする。

[写真]=Getty Images
昨シーズンの平均スタッツは14.1得点8.2リバウンド。課題とされる得点力が向上すれば、平均ダブルダブルは現実的な目標となる。その成長を後押しするのが、ケビン・デュラントのロケッツ加入だろう。KDは、トンプソンがスコアリングと判断力を磨くための最適な指導者であり、ジャンプショットやシュートクリエーションが改善すれば、最成長選手賞(MIP)の最有力候補となるだろう。

[写真]=Getty Images
ハイライト量産の強烈なダンクやフィジカルの強さで見せ場をつくるドライブからのスコアリングなど、飛び抜けたアスリート能力と素材は一級品。また、ミッドレンジの確率の高さはガードとして突出しており、昨年の2ポイント成功率は55パーセントを超えている。課題のアウトサイドでの成長と、コンディション面の安定が実現すれば、デイミアン・リラードの新たなパートナーとしてフランチャイズの未来を任される存在になるはずだ。

[写真]=Getty Images
複数のポジションを守り、リムでフィニッシュするジョンソンの両サイドにおける存在感は年々高まってきており、速攻展開を任せたらリーグでも上位。また、アシスト5.0本も見逃せないスタッツで、ウィングながらセカンダリークリエイターとしての役割も担える器用さも兼ね備えている。判断力とアウトサイドがステップアップすれば、ストレッチフォワードとしての完成系も近く、クイン・スナイダーヘッドコーチもトレイ・ヤングらに並ぶ柱の1人として期待を寄せている。

[写真]=Getty Images
アウトサイドに限らず、年々フィールドゴール成功率が上昇しているのは、効率面における良い傾向。着実な成長曲線が描かれ、爆発的なスピードとアタック力はトランジションでの脅威となり続けている。スピードに頼る反面、ターンオーバーの多さが玉に瑕で、ケイド・カニングハムと併用される時間が多いため、オフボールでの動きと3ポイントの精度の維持が新シーズンの焦点となる。カニングハムの負担を軽減するパートナーとして機能すれば、再建チームの鍵を握る選手となるだろう。
文=Meiji
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