2025.10.31

ウェンバンヤマ、スパーズ史上初の開幕5連勝に向けて意気込み「記録をぶち破ろう」

好調スパーズを支える若き大黒柱であるウェンバンヤマ(左) [写真] = Getty Images
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 10月31日(現地時間30日、日付は以下同)、サンアントニオ・スパーズはマイアミ・ヒートと対戦する。2025-26シーズン開幕以降の戦績を4戦4勝としているスパーズは、開幕5連勝を狙う。

 スパーズが開幕後の4試合を全勝で終えたのは2019-20シーズン以来となり、この記録はフランチャイズ史上最多タイに並んでいる。もし31日の試合でヒートに勝利すれば、スパーズの開幕後無敗記録を更新することとなる。これについて、ビクター・ウェンバンヤマは以下のようにコメントした。

「スパーズが今まで開幕5連勝をしたことがないってこと?え、、本当?、、びっくりだ。だって、スパーズって過去30年くらいで一番勝率が高いチームの1つだよね。よし、その記録をぶち破ろう」

 強豪スパーズの歴史に新たな記録を打ち立てるチャンスがあることに驚きつつも、一層モチベーションを高めたウェンバンヤマ。ステフォン・キャッスルやディラン・ハーパーといった若手選手の躍動も目立つスパーズだが、快進撃を支えているのは間違いなくウェンバンヤマのMVP級の活躍によるものと言えるだろう。

 これまでの4試合におけるウェンバンヤマの平均スタッツは31.0得点13.8リバウンド4.8ブロック、フィールドゴール成功率は60.3パーセント、3ポイント成功率は36.4パーセントをマークしている。攻守両面でコートを支配するウェンバンヤマは、シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー)やステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)らを抑え、今シーズン第1週のウェスタン・カンファレンス週間MVPに輝いた。

 現地メディア『ClutchPoints』はウェンバンヤマについて、「昨シーズンは輝きと不安定さが交互に見られたが、今シーズンは輝きしかない」と評価し「もはや“ディフェンスの怪物”に留まらず、攻守でチームを率いる中核へ進化している」と称賛した。

 昨シーズンは34勝48敗でポストシーズンを逃したスパーズは、2018-19シーズンを最後にプレーオフの舞台から遠ざかっている。長い再建期を乗り越え、強豪ひしめくウェスタン・カンファレンスの中で引き続き好調を維持することができるか。スパーズとウェンバンヤマの進化に今後も注目したい。

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