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スパーズがサンダーとの激闘を制しNBAカップ決勝へ…ウェンバンヤマが復帰戦で躍動

ウェンバンヤマ(中央)復帰のスパーズがサンダーに勝利 [写真] = Getty Images
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 12月14日(現地時間13日、日付は以下同、「エミレーツNBAカップ2025」(以下“NBAカップ”)の準決勝が行われ、サンアントニオ・スパーズオクラホマシティ・サンダーと対戦した。

 スパーズの先発はディアロン・フォックスステフォン・キャッスルデビン・バッセルハリソン・バーンズ、ルーク・コーネットの5名。この試合で約1ヶ月ぶりのコート復帰を果たしたビクター・ウェンバンヤマはベンチからの出場となった。対するサンダーは、シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(以下“SGA”)、チェット・ホルムグレンジェイレン・ウィリアムズルーゲンツ・ドートアイザイア・ハーテンシュタインがスターティングラインアップに名を連ねた。

 試合開始早々、“王者”サンダーが圧巻の試合展開を見せてスパーズを突き放す。スパーズは開始4分で10点のリードを奪われると、20-31の11点ビハインドで第1クォーターを終えた。第2クォーターでこの日初めてウェンバンヤマがコートに入ると、続けざまにリバウンドと得点を記録し、一気に点差を4点に縮めた。ウェンバンヤマがベンチに戻ると点差は再び16点に広がったが、前半残り約3分半でウェンバンヤマが再びコートに戻るとまたも追い上げ、スパーズは46-49の3点ビハインドで前半を終えた。

 前半終了時点でのウェンバンヤマのプラスマイナス(その選手がコートにいる時間でチームが対戦相手より何点多く得点したかを示す指標)は、リードを奪われているチームにも関わらず「+20」となった。両チーム先発ラインナップに戻して臨んだ後半、スパーズが前半の勢いのまま攻勢を仕掛け逆転に成功。一時はリードを6点に広げたスパーズが、第3クォーター終盤にサンダーの反撃を受けるも78-77と1点のリードを保持して最終クォーターに挑んだ。

 第4クォーター、サンダーはアレックス・カルーソの3ポイントやダンクで逆転するもスパーズがその度にリードを奪い返し、終盤まで勝負の行方がわからない激戦となった。残り4分で96-96の同点となったこの試合はクラッチタイムもリードチェンジが繰り返された末に、最終スコア111-109でスパーズが激闘を制した。

 NBAカップ決勝を決めたスパーズは、ウェンバンヤマが22得点9リバウンド2アシスト2ブロック、フォックスが22得点4アシスト2スティール、キャッスルが22得点6リバウンド、バッセルが23得点5リバウンドを記録。サンダーはSGAが29得点5アシスト、ホルムグレンとウィリアムズがともに17得点7リバウンドをマークしている。今シーズン2敗目を喫したサンダーの連勝記録は16で止まった。

 スパーズとニューヨーク・ニックスの対戦となったNBAカップの決勝は、12月17日に準決勝と同じくラスベガスで開催される。

■試合結果
サンアントニオ・スパーズ 111-109 オクラホマシティ・サンダー
SAS|20|26|32|33|=111
OKC|31|18|28|32|=109

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