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ビラノバ・カルテット再集結なるか…ニックスがディビンチェンゾ獲得に向け交渉の噂

ジェイレン・ブランソン(中央)率いるニューヨーク・ニックス [写真] = Getty Images
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 3度目の開催となる「エミレーツNBAカップ2025」が佳境を迎え、盛り上がりを見せている12月のNBA。レギュラーシーズン中盤戦に向けた争いとともに、トレードに関する情報にも注目が集まっている。

 現地メディア『ClutchPoints』は、ニューヨーク・ニックスがバックアップガードの獲得に向け複数のチームと交渉を進めていると報じた。ニックスの狙いとして報じられているのは、ニューオーリンズ・ペリカンズのホセ・アルバラードと、ミネソタ・ティンバーウルブズドンテ・ディビンチェンゾの2人である。

 アルバラードは2021年のNBA入りからペリカンズに所属し、2024-25シーズン開幕前に2年間の延長契約を結んでいる。コートの隅に潜んでガードの背後からずる賢くスティールを狙うプレーはSNSでも注目を浴び、ゲームの名前にちなんで「グランド・セフト・アルバラード」と呼ばれ親しまれている。

 ペリカンズは負傷離脱中のデジャンテ・マレーを含め。ジョーダン・プールやルーキーのジェレマイア・フィアーズなどガード陣が潤沢であり、同記事では「アルバラードを第4のガードとして置くのはチーム運営から見ても贅沢すぎる」として、トレード候補に挙げられていると報じている。

 一方のディビンチェンゾは2023-24シーズンにニックスでプレーし、ビラノバ大学時代のチームメートでもあるジェイレン・ブランソンジョシュ・ハートとともに活躍していた。2024年6月にミケル・ブリッジズが加入した際は、2016年にNCAAトーナメントを制覇したビラノバ大の選手が4人揃ったことで“ビラノバ・カルテット”と呼ばれ話題を呼んだが、シーズン開幕直前にディビンチェンゾがウルブズへトレードされたことで、コート上での“カルテット”再集結には至らなかった。

 もしディビンチェンゾがニックスに復帰となれば、約1年半越しの“ビラノバ・カルテット”再結成となる。しかし、約1200万ドル(1ドル155円換算で約18億円)と報じられている年俸を考慮すると、ニックスはディビンチェンゾ獲得と引き換えに相応のパッケージを差し出す必要がある。場合によっては、ディビンチェンゾのように“カルテット”の一部がトレードパッケージに含まれる可能性もゼロではないだろう。『ClutchPoints』は記事の中で、「ニックスとウルブズは複数のトレード案を協議したが、合意には程遠かった」と伝えている。

 昨シーズンはカンファレンス決勝まで駒を進めたニックスだが、リーグ制覇に向けてこれからどのような動きを取るか。2月のトレードデッドラインまで目が離せない。

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