2025.11.13
デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチはMVP級の活躍を続けて久しいが、この年末はその勢いに拍車がかかっている。
12月24日(現地時間23日、日付は以下同)のダラス・マーベリックス戦では29得点7リバウンド14アシスト4スティールをマークし、26日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦では延長に及んだ激戦の中で56得点16リバウンド15アシストを記録。さらに、28日のオーランド・マジック戦では34得点21リバウンド12アシストを残し、連続で行われた3試合で合計110得点40リバウンド40アシスト以上を記録したNBA史上初の選手となった。
ヨキッチは今シーズン31試合に出場しており、平均スタッツは29.9得点12.4リバウンド11.1アシストを記録(29日終了時点)。フィールドゴール成功率は60.4パーセント、3ポイント成功率は44.0パーセントをマークしている。現地メディア『ClutchPoints』が、ヨキッチのスタッツを往年の名選手が記録したキャリアハイのシーズン平均と比較したところ、驚きの結果が揃った。
ヨキッチが現在記録している平均29.9得点は、当時ロサンゼルス・レイカーズでリーグを支配していたシャキール・オニールが1999-20シーズンに記録したキャリアハイ(平均29.7得点)よりも高い数字になっている。また、平均12.4リバウンドは、1987-88シーズンに当時ユタ・ジャズに所属していたカール・マローンが残したキャリアハイ(平均12.0リバウンド)よりも高い。驚くべきはアシスト数であり、ヨキッチの平均11.1アシストは“ミスター・トリプルダブル”の異名をもつジェイソン・キッドがフェニックス・サンズ時代(1998-99シーズン)に残したキャリアハイの平均10.8アシストよりも多い。
また、60.4パーセントのフィールドゴール成功率は、カリーム・アブドゥル・ジャバー(元ロサンゼルス・レイカーズ他)のキャリアハイに並んでおり、44.0パーセントという3ポイント成功率はラリー・バード(元ボストン・セルティックス)のキャリアハイである42.7パーセントよりも高い数値である。
どのスポーツにおいても時代とともに科学が発展する中で、特にNBAにおいてはスタイルやルールも変化しているため現在と過去を単純比較することはできないものの、往年の名選手たちが打ち立てたキャリアハイを軽々しく超越している事実には目を疑うばかりである。今シーズン、MVP筆頭候補でもあるヨキッチからますます目が離せない。
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