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ジョン・ウォールがワシントンD.C.で新たな挑戦…ハワード大学の運営責任者に就任

大学のフロント就任が報じられたウォール(写真は2017年のもの) [写真] = Getty Images
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 ジョン・ウォール(元ワシントン・ウィザーズほか)が、ハワード大学のバスケットボール部門における運営責任者(バスケットボール・オペレーションズ部門代表)に就任した。現地メディア『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者が報じている。

 ウォールは2010年のNBAドラフト全体1位でウィザーズに入団し、2020年まで同球団でプレー。ハワード大学の所在地であるワシントンD.C.にゆかりの深いウォールは、今年2月1日(現地時間1月31日)に同校の“名誉キャプテン”を務めた。その際、将来的にNBAレベルでフロント業務に携わりたい意向を示していたという。

 すでにウォールはチームミーティングやリクルート、トランスファー候補の評価に参加するなど、現場に深く関与。ロスター構築やNIL契約(学生アスリートが自身の名前・肖像・評判を活用して収益を得る契約)、収益分配、エージェント交渉、選手育成といった分野にも携わり、プログラム全体の戦略設計に関わっている。今後はヘッドコーチやGMと連携しながらチーム強化を担う。

 ハワード大学は、いわゆる“ワンビッド・リーグ”(カンファレンストーナメント優勝校だけがNCAAトーナメント出場権を得る中堅リーグ)に属する222校の中で、過去4シーズンのうち3度NCAAトーナメントに出場した5校のうちの1つ。今シーズンはUMBC(メリーランド大学ボルチモアカウンティ校)を下し、同校史上初となる“マーチ・マッドネス”での勝利を飾った。

 ウォールはウィザーズでプレー後、ヒューストン・ロケッツ、ロサンゼルス・クリッパーズを経て、2025年8月に現役を引退。NBA通算で平均18.7得点8.9アシストを記録し、5度のNBAオールスター選出を果たしている。

 全盛期にはリーグ屈指のスピードと身体能力を誇るポイントガードとして活躍したウォール。2014年にはスラムダンクコンテストを制覇し、2015年にはオールディフェンシブ・セカンドチーム、2017年にはオールNBAサードチームに選出されるなど、2010年代のNBAを代表する選手として確かな実績を残した。

 なお、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)は昨年、母校のデイビッドソン大学でアシスタントGMに就任。現役選手としては米主要プロスポーツ史上初めて、NCAAチームの運営職に就いた例となった。また、オクラホマ大学も同様に、同校出身のトレイ・ヤング(ウィザーズ)をアシスタントGMに起用している。

 NBAでキャリアを築いた選手たちが運営側として大学バスケットボールに関与する動きは広がりを見せており、今後もそのトレンドに注目が集まりそうだ。 

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