2026.05.29
5月29日(現地時間28日、日付は以下同)。NBAは、理事会で圧倒的多数の支持によって、2027年のドラフトからドラフトロッタリー(指名順位の抽選会)の方式を変更することが決定したと発表した。
新たなドラフトロッタリー制度“3-2-1ロッタリー”では、ロッタリー参加チーム数がこれまでの14チームから16チームへ拡大。プレーオフ、プレーイン・トーナメントへ出場しないチームの抽選確率を均等化していくこととなる。
これはドラフト指名順位を高くするため、レギュラーシーズンで意図的に負けようとする“タンキング”対策でもある。2027年のドラフトロッタリーから、シーズン戦績でリーグワースト3位以内に入った3チームの全体1位指名権獲得率は低くなっていく。
29日に発表された“3-2-1ロッタリー”の主な要素は下記のとおり。今年の6月24日、25日に開催される「NBAドラフト2026」はすでに指名順位も決まっていて、従来どおりに行われるものの、2026-27レギュラーシーズンから採用されるため、ここ数年で特に問題視されてきた“タンキング”も減少することが期待されている。
・抽選確率の均等化とドラフト降格
ドラフトロッタリーに参加する各チームは、抽選用の抽選ボールを3個か2個、あるいは1個を受け取る。プレーオフまたはプレーイン・トーナメントに出場しないチームは、抽選ボールを3個受け取る。勝利へのインセンティブを高めるため、成績下位3チームは「ドラフト降格」となり、抽選ボールを1個失う。各カンファレンスのプレーイン・ゲームにおける9位、10位のチームにはそれぞれ2個の抽選ボール、各カンファレンスのプレーイン・ゲームで7位対8位の敗者には、それぞれ1個の抽選ボールが与えられる。
・抽選
ロッタリーへ参加する16チームすべてに割り当てられた抽選ボールを抽選し、NBAドラフト1巡目の1位から16位までの指名順を決定する。
・最低指名順位
ドラフトで降格したチームは、最低でもNBAドラフトの12位指名権を獲得する。その他の抽選チームは、16位まで順位が下がる可能性がある。
・指名制限
どのチームも、2年連続でNBAドラフトの全体1位指名権、または3年連続でトップ5指名権を獲得することができなくなる。これらの制限は、各チームが保有している指名権、または他チームへトレードされて保有されている指名権にのみ適用される。
・指名権保護
チームは、新たにトレードされたドラフト指名権に上位12位から上位15位までの保護条項(プロテクト)を付加することができなくなる。
・懲戒処分
リーグは、意図的に負けること(タンキング)に対処するべく、懲戒権限を拡大する。これには、チームのドラフト抽選確率の引き下げやドラフト指名順位の変更、違反したチームへの高額な罰金の科料などが含まれることになる。
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